すべては「エンライトイクイップメント良すぎるだろ・・・」から始まる
エンライトイクイップメントのキルトに惚れこんで2種類買ってしまった件については過去の記事を読んで欲しい。
で、ですよ。
思うじゃないですか。
他のも良いんじゃね???って。
それでね。
エンライトでキルトの次に人気、というか評価に定評があるのが、トリッドシリーズなんです。
TORRIDシリーズとは
https://enlightenedequipment.com/より画像引用
エンライトイクイップメントのトリッドシリーズというのはエンライトが作る各種保温着のシリーズの事です。
ジャケットやパンツ、ブーツ(ソックス)、ミトンやフードが有り、その特徴は
- 7Dや10Dの超軽量素材・撥水生地
- 軽量・高断熱のCLIMASHIELD™ APEXを使用
- 生地や中綿のカスタマイズが可能
という物で、結果として超軽量かつ保温性が高い上に水に強い製品群で、ULハイカーや山岳指向のトレイルランナーにとってはかなり魅力的な製品に仕上がっていて、非常に人気が有ります。
カスタマイズ品では物によってはCLIMASHIELD™ APEXを最薄の2oz/yd²、4oz/yd²、高保温の6oz/yd²から選べ、生地も7D~20Dの多彩な色から選べるので、自分に最適な製品を作り上げることができます。
ちなみにCLIMASHIELD™ APEXの1平米ヤードあたり2oz(約57g)というのは本格的なアウトドア用途の化繊としては最軽量級です。
であるだけでなく、構造保持力がダントツに高いと言われており、潰れた時の保温性が落ちにくく、また、復元力も強く、引き裂きや捻じれにも強いので、例えばプリマロフトの様に、生地に固定するための縫製が必要ないため、構造とデザインの自由度も高くなります。
通常の高断熱化繊は画像の様に細かいステッチが必要
だからこそAPEXはMYOGに多く使われており、雑に使える、生地が破れてもさして問題ない、というアウトドア用途に最適なインサレーション素材として高い評価を得ています(ただし値段が張る)。
高級なカジュアル用途でも最近は使われはじめています。
長々と書きましたがとにかく欲しくなっちゃったんです(テヘ)。
という事でトリッドジャケットのレビュー、読んでいって下さい!!
ENLIGHTENED EQUIPMENT Torrid APEX Jacketのレビュー
スペック
生地 10DナイロンDWR(耐久撥水処理)
中綿 2oz/yd² CLIMASHIELD™ APEX
重量 235g(Sサイズ)
価格 200$
今回はカスタマイズせず、在庫品から選びました。
「サイズは下に着こめるように普通よりハーフサイズ大き目だよ」と書いてありましたが、私175cm65kgの男性で、Sでちょうど良いか少し大きめ位の感覚です。
着こむならジャスト。
思いのほか、アウトドアっぽくなくて、街で着ていてもさほど違和感は無さそう。
というか軽い!!!めちゃくちゃ軽い。
広告か何かの紙で作った服みたいです。
実測重量も・・・
228g!
公称235gよりも更に軽いです。
ディテール
全体的な中間着用の軽量ダウンジャケットとビレイジャケットの中間、といった感じです。
裾のバンジーコードのロックは左右のポケットの中にあります。
袖は結構キツ目のゴム。
思いのほか凄かったのが、耐久撥水加工。
全然余裕です。
これは水・雨に強いわ。
あと、個人的に嬉しいのが、ロゴやブランド名が全然入っていない。
背中に一か所、1センチ四方のロゴマークがあるのみです。
こういうの大好きです!!
一見してどこのか分からない物が一番好き。
サイコーです。渋すぎます。
実使用レビュー
という事で暫く使ってみたわけですが。
まず、暖かさ。1000FPのダウンジャケットと比較すると、1ランク落ちます。
同じ230g程度のジャケットとしては、恐らく850FPくらいのものと同程度だと思います。
それでも凄い事!やはりシームが少ない分、その部分の熱欠損が無いのが効いてそう。
そしてダウンと違って気を遣わずに着られるのは本当に良い。
ダウンが漏れ出してくるわけでもなし、化繊なら破れたところで家でパッチすればよいだけ、ですから。
また、ほとんどのUL保温ジャケットはお尻を覆う部分が少ないのですが、これはちゃんと丈が長いのが良い。
まとめ
良い点
- 軽いのに暖かい
- 意外と丈夫、作りも良い
- 撥水が凄く、汚れも付きにくい
- シルエットに余裕が有り楽
- (私にとっては)カッコいい!!
- 濡れても温かい・水につよい
悪い点
- 国内で手に入れにくい
- 値段が高い(【200$=約3万円】+送料+関税・・・)
- 1000FPダウンには重量あたりの暖かさで敵わない
やはり国内で購入できる手段が限られているのが困りものです。
個人輸入だとトラブル、送料、関税・・・など考えるとハードルがあがりますし。
それでも、手に入れる価値はあるな、と思いました。
そしてそして・・・。
実はこのジャケットはエンライトの誇るVISPレインジャケットと一緒に着る事をはじめから想定して作られています!!
↑などと書かれたら買わないわけにはいきませんよね・・。
という事で次回はVISPレインジャケットのレビューです。
これでエンライトの為に払った金額が20万円近くに・・・。
いや言うまい。
是非皆さん、アフィリエイトリンクからのご購入の協力をよろしくお願いいたします・・・!