トレランや登山のエマージェンシー用のグローブに悩んでませんか
悩みますよね、正直。
レースだと必携品だったりします。
多くの人が選ぶ選択肢は以下の通り。
選択肢1.薄手のメリノグローブ
ランニング用か登山のインナーグローブ。
通気性は抜群で暖かく快適ですが強風に弱く濡れると保温性はかなり落ちます。
また、単純に耐久性が低くて転んだらだいたいアウトです。
選択肢2.薄手の登山用レイングローブ
上のは私がずっと使っていた物の最新バージョン。
嵩張るし重いですが、完全防水な上に透湿性も有るので快適。
大き目を買って下にインナーグローブを付ければある程度の雪山も行けます。私は寒さに強く、厳冬期の中央アルプスもその組み合わせで行っていました。
値段が高い、重いのがネック。
選択肢3.トレラン用の超軽量ミトン
トレラン用に作られた軽量素材のミトン。多くは防水ではなく撥水ですが、よほどの時でないかぎり、実用的には防水として扱えると思います。
インナーグローブをすれば冬も活躍しますが、素材が弱い場合がほとんどなので、ピッケルなどは使えません。
選択肢4.テムレス
雪山用のバックアップグローブとしても人気のテムレスシリーズ。
トレランだと必携品のパスに使う人が多いと思います。
軽い、とはいう物の、1双100gありますし、透湿性もある、とはいうものの期待するほどではなく、値段も大して安くありません。
仕事で10年、何十双も使っていますからある程度の信頼はしていますが、操作性とか使い心地が悪く、正直言って皆が良い良いと言うほどの物ではないと思います。
選択肢5.ニトリルグローブ
ニトリルグローブについては今まで何度も書いてきました。
3シーズンの低山のエマージェンシー用途なら、ニトリルグローブで充分だと思います。
また、レースの必携品として認められるかどうはともかくとして、トレランにも最適では、と思っていました。
もちろん完全に使い捨て。
こちらも仕事で愛用しているので、使い勝手を理解しきっている分、私は安心感があります。
で。見つけてしまった。
たまたま、仕事で「もっと丈夫なニトリルグローブないの?」と思ってオレンジブック(アスクルの製造現場バージョンみたいなカタログ)見ていたら。
で、これが最高だったのでシェアしたいと思います。
ニトリルグローブSTRONGがめちゃくちゃオススメなんです
これ。書き方がもうね。大袈裟じゃないですか?アマゾンだと。
こんなもん信用しないんですよこちとら。
「所詮ニトリルグローブ、枝で引っ掛けただけですぐ裂けるんでしょ?」と思いますよね。
まあしかし、職場で使うかも、なので買ってみました。
言っておきますけど自腹です。
良かったらオレンジブックで発注するつもりで。
パンパンに入ってるな。くしゃくしゃ。
早速、装着。
私はごく普通の男性の手ですが、Lサイズだとちょっと余るかも。Mでも良かったかな。
あれ?なんか装着感いいぞ??
分厚いからか、一度脱いでも簡単にまた手を通すのも容易。
普通のニトリルグローブだと、一度脱ぐと引っ掛かってしまってかなり難しいんです。
それもない。
また、表面がデコボコしているんですが、これがあるせいで、軍手ライクに作業が出来ます。
物に引っ付きません。なのにグリップは効くので、滑り止めゴム付き軍手並みに楽に物がもてます。
そして、強度。
穴、開かねーじゃん!!!
画像のとおりに、ドライバーが透けるほど突き刺しても穴が開きません。
これで一双14gは凄い!!
保温力は普通のニトリルグローブより全然ある感じ。
ちなみに、ニトリルグローブをすると完全に密閉されるので汗をかいたらベットベトになりますが、密閉されていれば気化しないので、水分で寒くなる事はありません。
ただ、脱いだ瞬間から気化熱で熱を奪われるので、寒いならすぐに手を拭いた方が良いです。
そしてなにより。
スマホが反応します。
これ、大きいですよね・・・。
素手とほぼ同じ感覚でタッチパネルが操作ができます。
うわ・・・。
欠点なくね、コレ???
まとめ
良い点
- 安い(1双50円)
- 軽い(1双14g~16g)
- グリップが効く
- 丈夫
- 完全防水
- 省スペース
- 日常の掃除と作業に使える
- 防汚性も高い
- 体液曝露防止にも使える
- スマホが操作出来る
- いざとなればコンドームとしても
悪い点
- 見た目がなんか邪悪
- 多分環境に悪い
- 紫外線にアホほど弱い
- 必携品に認められるかどうかは未知数
いや、これめちゃくちゃ良いです。決まりました、今年のベストバイ。
これからの季節、洗車とか家の外回りの掃除のときにはそれこそテムレスを使っていましたが、操作性は悪いし水が入ってくるし鬱陶しかったんですよね。
これならそれがない!!!
トイレ掃除や汚物の片付け、タイヤ交換にも使える。
そしてそして、一番怖いノロウイルスの片付けなんかにも大活躍ですよ。
普通のニトリル手袋やビニール手袋だと、拭き掃除の最中に破れたりするんですよ・・。
普通のニトリルグローブは濡れると変に表面がネチャったりするんですが、これは凹凸があるので、濡れても気にならないし。
強度があるから脱いでまた使えるし。
ただ一つ。金槌をふるったりするような作業をニトリル手袋ですると、すぐに豆ができてしまうので、繰り返しの工具作業には向きません。
ホント薄けりゃいいってもんじゃないんですね。
最近、0.01mm0.03mmよりもバカ売れしているのが、厚さはふつうだけどゼリーにこだわってるヤツだ、と聞いて疑ってたんですが、使ってみて考えが変わりました。
まあ使ってみればわかりますマジで。ホントはこれこそが真のベストバイです。
なんの話だっけ。
ああ、そう、トレラン。
そう、必携品に認められるかどうかは私には分からないんですよね。
個人的には薄いトレラン用のミトンよりよほど強度があるこれを認めないのもおかしいだろ、と思うんですが。
まあ実用性はマジで自信をもってオススメ出来るので、皆さんもよかったら年末の大掃除なんかにも使ってみて下さい。