カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

登山口駐車場のマナー違反酷すぎ問題について

お盆中の登山口駐車場マナーが酷かった


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久しぶりの更新になります。

夏休みということもあり、どうしても子どもたちと過ごす時間が多くなり、収録やブログに割ける時間がなかなか取れませんでした。

毎週月曜日の更新を目標にしていましたが、一度飛ばしてしまい、楽しみにしてくださっている方々には申し訳なく思っています。

そんな状況の中、先日ようやく山に行くことができました。

行き先は南アルプス最南端の3000m峰、聖岳。実に10年ぶりの訪問です。

アクセスが悪いことで知られる山ですが、現在は新しい自動車専用道路が部分的に開通しており、以前に比べれば格段に行きやすくなっていました。

それでも駐車場から登山口までの林道歩きが2時間以上はあり、決して楽ではありません。

駐車場の混雑

訪れたのはお盆の時期ということもあり、予想通り駐車場は大混雑。

到着したのは深夜でしたが、第一駐車場はほぼ満車で、なんとか最後のいくつかのスペースのうちの一つに滑り込むことができました。

幸運でしたが、もし少しでも到着が遅れていたら、さらに800m下にある第二駐車場に停めることになっていたでしょう。

 

問題は翌朝です。

山から下りてきて駐車場に戻ると、入口付近に2台の車が無理やり停められており、数台の車が出られない状態になっていました。

出られない車以外にも、通路は車同士がギリギリすれ違えるスペースは残されていたものの、車のサイズや駐車の仕方によっては完全に塞がれてしまいます。

結果的に他の登山者の行動を制限してしまうわけで、あまりにも自分本位な行為だと感じました。

こうした光景は珍しいことではありません。

以前にも、私の車の前に別の車が停められて出られなくなり、30分ほど待たされた経験があります。

おそらく「少しくらいなら大丈夫だろう」という軽い気持ちで停めているのでしょうが、その「少しくらい」が大きな迷惑を生んでしまうのです。

たった800mを歩けない登山者たち

今回特に強く感じたのは、第二駐車場がガラガラだったにもかかわらず、第一駐車場に無理に停めようとする人の多さです。

距離にして800m。

トレイルランナーなら5分から10分で走れる程度の距離です。

それを「遠いから嫌だ」と避けるのは、登山をしに来ている人たちとしては本末転倒ではないでしょうか。

登山は歩くことが前提です。

数十キロを何時間も歩く覚悟で山に入っているはずなのに、たった800mの林道を歩くのを嫌がる。その矛盾に、正直情けなさを覚えます。

駐車場でのマナー違反の数々

駐車場では他にも目に余る行為がありました。

  • 夜中に集まって延々と大声で会話するグループ

  • ヘッドライトをつけっぱなしで他人の車に光を当て続ける人

  • 椅子やテーブルを広げて宴会を始める人

こうした行為が積み重なった結果、多くの駐車場で「車中泊禁止」というルールが生まれてしまっています。

本来は静かに休むだけであれば誰にも迷惑をかけないはずなのに、一部の人のせいで利用環境全体が悪化しているのは残念でなりません。

アクセス道路の老朽化と駐車場不足

ここ数年、登山口までのアクセスも悪化しています。

豪雨や土砂崩れで林道が通行止めになるケースが増え、タクシーを使わなければ登山口まで行けない場所も少なくありません。

原因の一つは、昭和の比較的安定した気候の中で無理に建設された林道が、近年の豪雨や地盤の緩みに耐えられなくなっていることです。

さらに駐車場不足も深刻化しています。

ソロ登山者の増加や、前日から車を停めて待機する高齢登山者の存在などが重なり、キャパシティを超える利用が常態化しています。

予約制の駐車場や山小屋も増えましたが、そこでは「複数予約して直前にキャンセル」や「無断キャンセル」が横行しています。

結果的に空きが出てもすぐには反映されず、利用者にとって非常に使いづらい仕組みになってしまっています。

登山者のマナー低下と「入門者の壁」

初心者向けの山では特にマナー違反が目立ちます。

すれ違いのルールを守らない、挨拶をしない、落石を気にしない…。

登山経験が浅いからこそ知識が不足しているのだと思いますが、だからこそ事前に学んでほしいところです。

雑誌や書籍から学ぶ機会が減り、SNSやYouTubeだけで登山を始める人が増えたことも背景にあるでしょう。

かつては「山をやる人に悪い人はいない」と言われていました。

しかし今は、残念ながらそうとは言えません。

むしろ、初心者向けの山ほどマナーの悪さが目立つと感じています。

おわりに

今回の体験を通じて改めて思ったのは、登山者一人ひとりがもう少し「他者の立場」を考える必要があるということです。

  • 駐車場がいっぱいなら無理に停めず、離れた場所に停める。

  • 林道歩きや多少の遠回りを受け入れる。

  • 夜中の会話やライトの扱いなど、他人への配慮を忘れない。

それだけで多くのトラブルは防げるはずです。

登山は自然と向き合う行為であり、同時に他の登山者と空間を共有する行為でもあります。

少しの配慮を欠くだけで、周囲に大きな迷惑をかけることになる。そのことを忘れずに、登山者として恥ずかしくない行動を取りたいものです。

最後に一言。

人のの車の前に停めるのは本当にやめてください!

ヘッドライトの付けっぱなしも、ずっと喋り続けるのも勘弁してください!

登山そのものは素晴らしいものなのに、こうした些細なトラブルで台無しになるのは本当に残念です。

 

 

 

※この記事はポッドキャストで放送した内容をAIを使用し修正・要約・追記しております。一部、内容に誤りがある可能性が有りますので、詳細・正確に知りたい方はポッドキャストを聴いていただければ幸いです。

 

ポッドキャスト

https://creators.spotify.com/pod/profile/kamo99/episodes/ep-e376uqq