登山シーズンがやってきました
今年も登山シーズンとなりました。
毎年のように発生する遭難のニュース。
無謀な登山のニュース。
それを嗜める、いやむしろ責める著名人。同調する一般人。
もはや風物詩となっております。
無謀かどうかなんて報告書を読み込んだところで素人に判別つくものなのかなあ?というのが私の感想です。
ただ、私には以前から常々、「ここの認識は甘いんじゃないの???この理由見過ごされてない???なんで登山雑誌も、専門書?も、登山界の大御所?も書かないし言わないんだろう、という事が有ります。
それは、「遭難の原因のけっこうな部分割合、もしかして排便だろ」ということです。
排便が登山者を殺している問題
まさかwwwwと思われる方も多いかも知れませんが、実際問題として、排便や便意・尿意がきっかけで亡くなった方、というのはかなりの数に登るのでは、と思います。
私自身、排便が原因で死にかけたことがありますし、その事をこのブログで書いたのが今このブログが多くの方に見られるようになった原因です。
登山中は樹林帯であっても、稜線であっても、排便の為に人の目が届かない場所まで行く、となると、かなり、というか途轍もなく危険な行動をとる必要があります。
比較的緩やかな樹林帯であっても、登山道から外れれば足元は悪く、見えにくい上にそこかしこに穴や崩落跡、浮石なんかが待っています。
その上、樹林帯だと、一度登山道から外れると、GPS無しで元の場所に復帰するのは、初心者では困難です。
特に今は地形の読めない登山者が増えていると言いますから、更にリスクは高くなっているのかもしれません。
もしもグループ登山やなんかで初心者を連れて行く場合、GPS地図を起動させてなかったり、読み込んでいなかったり、そもそも使い方を分かっていなかったり・・・と色々なケースも考えられますから、道に迷うようなことのない、簡単な一本道だからといって初心者の方を一人にする様な真似は危険、ということは、こういう事からも言えると思います。
稜線だと更に悲惨です。
どこまでいっても遮蔽物がない、という場所は多々あります。
特に人気の山域では、どこからでも他の登山者が見える、という事が発生します。
男の私で、立ちションするのですら、場所が見つからない事もあります。
大規模マラソンなんかではオシッコしながら走る人なんかもいますが、さすがにそこまでの玄人にはなれません・・。
そしてそして、超危険なのが岩場です。
代表的な所で言うと、剱岳や穂高連峰のような場所では、人の目を避けるためにめっちゃくちゃ危険な岩場を移動する必要があります。
遭難マップなんかをみていても「なんでこんな場所で滑落????」というのがあったりするのは、つまりそういう事だと私は思っています。
また、写真撮影や景色を見る為に登山道から外れて岩をひょいひょい渡っていると「よくこんなところで・・・」という排便の痕跡に出会ったりします。
いや、やっぱり排便、クソ危ねえwwwww
雪山の稜線だと、もう最悪です。丸見えなんてもんじゃありません。
著名な女性登山家もそうだと言われていますし、他にも多くの女性の雪山登山者、女性トレイルランナーにも、雪山の稜線での「なぜそこにいった???」という滑落死は多々発生しています。
そうです、特に危険なのは女性なんです!!
女は花を摘むために死んでいく
女性は花を摘むために死ぬ。こう書くとカッコいいですね・・・。
しかしながら、女性にとってはめちゃくちゃ大きな問題でしょう。
まず男みたいにペロン、と出して立ちションが出来るわけでもない。
いや、してるお婆ちゃんもいるけど。
アレどうやってんだ??
そしてやはり、女性は視線が気になるでしょうし、実際問題、男の中にはわざとついていく様な変態もいます。
わざとでなくても、前の人に無意識についていく登山者の多い事、多い事・・・。
という事で、女性はかなり登山道から外れて用を足す人がほとんどだと思います。
そうすると危険。ホント危険。
足元が滑って滑落、崩れて滑落、足を踏み外して滑落。
元のルートに戻れず道迷い、そして滑落。
危険しかないです。
じゃあどうすればいいの?という問題
じゃあどうすりゃええねん、おむつでもすればええんか?ってなると思うんですが。
ツエルトやポンチョみたいなものがあれば排便中の視線は防げます。
しかしながらポンチョで堂々と排便出来るのは男性だけではないでしょうか。
そこで私は以前からこのブログでもちょいちょい言っている様に、傘を持っていくのが良いと思うんです。
例えば下のエバニューの傘なら124gです。
小さければもう一回り大きいのでも良いかも知れません。
これで一面隠すことが出来れば、そこまで登山道から離れる必要も有りませんし、「多分あの陰で排便しているだろうな」
程度で済ませられます。かなりリスクは減ると思うんです。
「あちきはもっと気合入ってるぜ」という女傑の人はレインスカートなんかでイケるかもしれません。
さくっと30秒くらいで済ませるトレーニングさえ積めば、一番スマートかも。
まとめ・最後に
ホント、バカな話、というかアホみたいな話なんですが、装備もGPS機器も発達した今の登山で、変わらず危険として残っているのが排便だと思うんですよね。
「いざという時の為に携帯トイレを持って・・」とか書いている記事とかも有るんですが、携帯トイレ使ったことねーやろ???と思うんですよ。
アレを使うとなるとかなりモタモタしてしまうので、人が確実に来ない場所でしか、到底使う気にはなれません。
携帯トイレ持つなら、トイレブースとは言わないまでも、やっぱりポンチョか、傘は必要だと思います。
また、グループ登山やイベント主催者の男性は、もっともっと女性のトイレ事情に気を遣うべきだと思いますよ。
「小便はその辺でw」の感覚は男だけでしか通用しない!んですから。