カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

【ポーラテックアルファダイレクト】ROKX ALPHA CREWレビュー

 

ポーラテックアルファが欲しい

昨年から愛用しているオクタのウェア。

 

ulhike.com

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めちゃくちゃ良いのは間違いないんです。

しかしね。

アクティブインサレーションとしてのライバルとされている素材として、Polartec® Alpha® DIRECTPRIMALOFT® ACTIVEという生地があります。

 

・・・使ってみたい。

レビュアーとしてはどうしても他のも使ってみたい・・・!

もちろん、今現在、マウンテンハードウェアのエアメッシュというオクタを使用したウェアを使っていて、まったく不満はありません。

 

しかしながら、他の物と比較もせず使っているのは胃の中の蛙なんちゃらかんちゃら。

という事でポーラテックアルファのウェアを探していたんですよ。

まず、最も人気なのは間違いなくセンチデザインズのウェア。

本国では常に売り切れ続き。

日本では転売価格でかなり割高で取引されています。

そしてお値段の割には縫製やパーツの品質がかなり低いとの評価が多いんです。

そういうの気になっちゃうタイプのチンチ・・・じゃない、器の小さいタイプの人間なので、微妙。

 

これに使われているポーラテックアルファダイレクトは起毛の多さによって60、90、120とシリーズ展開しています。

最近は販売攻勢を強めていて、他にもたくさん使われ始めています。

 

かなり初期から使っているのがRabのアルファフラッシュジャケット。

年々ブラッシュアップされているので、機能性は折り紙付きです。

 

最近では山と道のアルファベストも人気です。

 

などなど色々と探していたらめちゃくちゃカッコイイ物を見つけてしまいましたので即ポチ!

ということでレビューします!


ROKX ロックスアルファクルーのレビュー

まず初めに、ROKX(ロックス)というブランドの紹介。

ロックスは、マイク・グラハムという有名なクライマーが立ち上げたクライミングウェアブランドです。

立体裁断されたクライミングパンツが有名で、動きやすくかつオシャレなので、ボルダラーを中心に街着としても人気です。

 

そんなブランドのアルファダイレクトのウェアがこれ。

 

いや、普通にシャレオツです。

 

シルエットはかなりゆったり。

175cm62kgでMサイズを着ています。

多分機能性ウェアとして着るならSサイズの方が丁度よいと思う。

街着としても全然着られる。

というかそっちメインのものだもんね、多分。

娘たちからはこれまで買ったどんなウェアよりも好評でした。

 

両サイドにポッケがあるので、疑似的にパッカブルにできます。

重量は119g!!

重量から考えると、おそらくはアルファダイレクトの90(平米85gのタイプ)でしょうね。

オクタCPCP、プロマロフトアクティブの軽い方と近い重量/平米ですね。

 

さて、生地を見てみましょう。

アルファダイレクトは表も裏も同じように隙間を開けて起毛させてあります。
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スッカスカだ。これで暖かいのかな??

しかしめちゃくちゃストレッチします。

生地も思ったよりはずっと丈夫そう。

 

毛も簡単には抜けません。

 

作りも良いし、着やすい。

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サムホールもちゃんとありますけど、これに手を通すとなんかめちゃくちゃカワイイ感じになります。

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うむ。
この時点で既に良い買い物した、という感じ。

普通にカワイイセーター買いました、という。

機能性超高いセーター。

フリース、って感じではないです。

しかし目的はラン&ハイク用です。

 

実使用レビュー

暫く使ってみました。

まず、保温性。

これ一枚ではさすがにスースーですが、それでも風さえなければ暖かいです。

下に長袖のシャツを着ればある程度の風でもかなり暖かい。

上にウィンドシェルを着ればほぼダウンジャケット。

薄めのダウンジャケットですよ・・・。

最初見た時はそこまで期待していなかったですが、オクタやプリマロフトアクティブと違って裏面にも起毛処理がされているので、そこでデッドエアを抱えられるんですね。

他の2つと比べてもそん色ないな、と思いました。

通気性もしっかりある。

速乾性も悪くはないです。

ですが、体感的にはオクタよりも濡れ感は長く感じるかな・・。

おっと。

他の2種類との比較はまた別生地にしようと思うのでこうご期待、です。

しかし完全に乾くまでの時間は実用上、まったく変わらない気がしました。

 

アクティブインサレーションでは問題の耐久性ですが、この商品に限って言えば、まあ普通に使えます。

藪漕ぎはさすがに厳しいですが、伸縮性も相まって、OMMのCOREみたいに破れたりは気にする必要はないと思います。

毛の抜けも、普段の使用では気にならない程度。

選択も普通にできますが、乾燥機はNGです。これはちょっと痛い。

しかし乾燥なんてしなくても30分で乾くし、扇風機当てれば10分で乾きます。

というかそのまま着ればいいんです!

 

まとめ

良い点

  • オシャレ!!
  • パッカブルとして使える
  • 軽い(119g)
  • 高い速乾性
  • 重量のわりにはある保温性

悪い点

  • 性能的には感動は無い
  • 取り扱いは多少気を遣う

最初からわかってて買ったことですが、このシルエットはあまり機能性を生かせていません!

アクティブインサレーションは肌に沿ったシルエットでないと最大限に能力を発揮できないと思うのです。

それにはしっていてもダボダボな分、風を受けるし、せっかくのデッドエアもこれだけ太めのシルエットだと逃してしまいます。

 

とはいえ、軽量のミドルレイヤー、すぐ乾くファーストレイヤー、シェルと併せて使った時の超保温具としては使える上に、普通にオシャレなので一軍入りです。

オクタのウェアやOMMのCOREは見た目が・・・。

アレなんですよね。

 

という事でこいつ着てテン場でギターでも弾いてUL女子を虜にしたいと思っていますので、ギター担いでいるトレイルランナーを見かけたら声を掛けて下さいね。

 

男性の皆さんも着てみて下さい。ただし、12月現在、ほとんど売り切れていますのであしからず!