UL界隈で傘流行ってるの見てケッ、って思っていました
UL界隈では数年前からアメリカのロングハイカーの真似して晴雨兼用でUL系の傘持つのが流行っているじゃないですか?
あれ見て、「ケッ、山に傘とか不要で邪道だろ、キヨってんじゃねーぞ!!」って思ってました。
あ、キヨってる、というのは方言です。すみません。
重たいし邪魔ですしね。
でも思うんですよ。
登山装備で暖かくなれる物ってたくさんあるけど、涼しくなれる物って無いんですよね、日陰を作るもの以外。
そして涼しくなれば必要な水の量も減る。
結果として重量は相殺されるのでは???
というかカッコいいからオレも欲しいんだよおおおおお!!
シックスムーンデザインズのとか。
HMGのとか。
他にも多数のUL系ブランドの傘をOEM供給している製造元のユーロシルムのとかですね。
モンベルもサンブロックアンブレラという毎年夏には売り切れる超々人気の日傘をだしています。
勿論今年も既に売り切れ。
他にも以外にもスノーピークのULアンブレラが海外勢には以前から人気です。
ただこれ、日本のUL界隈では人気が無いんですよね。
ULハイク界からするとスノーピークってキャンプブランドのイメージが強いので、好まれないんでしょうか。
エバニューの超軽量傘も世界的に知名度あります。
多分ですが、エバニューは国内傘製造大手のアンベルのOEMの様に思います。
ここまで色々とブランド出して書いてきたからには「比較表くらい書けや!」とか皆さん思うかも知れないですが、面倒くさいので書きません。
と言いますのも、売れそうな日傘は既に売り切れているかプレミア価格で取引されている物ばかりで、紹介しても売れそうにないからです!
この記事でこのあと紹介する傘も、正直言って書いたところで皆さんは手に入れられませんし、つまりアフィリエイトで私のところにお金が入ってくる事もありません!!
そうです、ただの自慢の記事です。
時間を掛けて自慢をしてやろう、というただのそれだけの記事なのであしからず。
登山用UL日傘の選び方
色々と調べて分かりましたが、傘を選ぶ際のポイントは以下の通り。
- シャフト、骨材の素材と本数
- 生地
- 大きさ
シャフトも骨材も、普通の傘は安価な鉄で出来ています。
UL傘だとカーボンファイバー、グラスファイバー、アルミが主流です。
UL傘製造の世界最大手のドイツのユーロシルムが使っているグラスファイバーはグラスファイバーといえどもカーボンファイバー繊維を配合しているような印象。
ちなみにグラスファイバー素材のUL傘はほぼ100%ユーロシルム製です。
生地はポリエステルがほとんどです。
一般的な傘だと50D、UL傘だと20D程度の物が多いみたいです。
登山用の日傘であれば、撥水加工、耐水加工、遮熱加工などがされます。
大きさは85cmくらいから100cmくらいです。
たった15cmの差ですが、実際に使用すると大きく違います。
骨の多さも軽さと耐久性だけでなく、作る日陰の大きさに影響するので、注意が必要です。
それを踏まえて選ぶんですが、実際のところ遮熱加工されていれば性能はほぼ一緒。
防水性能と強度は軽さにほぼ依存するので、それを念頭に使用シーンを割り切るなら超軽量なモンベルのトラベルサンブロックアンブレラが良いと思いますし、遮熱性能や撥水性能が低くても良くて強風時には絶対使わないならエバニューのSL76gを購入するのが良いと思います。
しかしながら山で実用的なトレッキングアンブレラはだいたい95cmくらいで8本骨で遮熱加工がされていて200gくらいで・・なのでまああとは好みで買った方が幸せになれると思います。
でもね。
そんな中、山で実用的なトレッキングULアンブレラの中でも頭一つとびぬけた物が新発売されたんです!!
しかし買うかどうかマゴマゴしていたら、あっという間に売り切れ。世界中で。
なんて事をXで呟いたら、仲間の一人がDMで「トモダチの店で売ってるよ・・(コソッ)」と教えてくれたので速攻で買いました!
ということでレビューしたいと思います。
ゴッサマギア ライトハイキングアンブレラのレビュー
価格:8,900円(税抜)
生産国:台湾
長さ:約63.5cm(広げた場合の傘部分の直径/約95cm)
重量:166g
フレーム:アルミニウム
生地:ポリエステル(UPF50+/防水防汚加工) PFASフリーコーティング
新しくなって更に軽くなってなんと166g。凄い。
ちなみに実測は163g。
細部はこんな感じ。
先端は細引きを掛けてタープなんか張る時のポール代わりに出来ます。
骨の先端もしっかり保護されている。
シャフト、骨はフルアルミですが、めちゃくちゃしっかりしています。
多分、皆さんが想像する倍くらい硬いししなる。
持ち手は小さくなりました。
ん、これはあまり・・・。
生地は表はヌメっとした遮熱シルバー。
裏は照り返しの光を吸収するブラック。
サイズ的には大人の男でも充分な感じ。
そしてこれよ。
カッコいいですわよね!!
カッコいい。惚れ惚れ。
実使用レビュー
実使用といっても山にはまだ持っていっていません。
日傘ジョグ、日傘ジョグの日々。
凄い。
めちゃくちゃ涼しい。
この傘というか日傘すげえ。
日傘ジョグ、めちゃくちゃオススメです。
ただ、ヤバさが際立つ。
日傘差してルナサンダル履いて2インチのランパン履いて灼熱の昼間走ってると、車が減速して覗き込んできます。
完全にイカれた人です。
でも凄い。風が強くても全然不安は感じません。
試しに開いた状態で思い切り振ってみましたが、ビクともしません。
流石に稜線の強風下で開こうとは思いませんが、「風があるな・・」くらいなら余裕だと思います。
強度的に信頼できますし、ビビイ泊の頭だけ覆うにも良いかもしれません。
ただ、小さくなった持ち手、これは残念です。折り畳み傘と同程度の握りしかないので、風がある時やジョギング中に長時間持っていると疲れてしまいます。
恐らく、ゴッサマギアのアンブレラクランプを使用する事を前提にしているんでしょう。
でもカッコイイから良い。
というかカッコいい。
カッコいいなあ。被らないのもホント私好みです。
皆が持っている物を身に着けてはいけない宗教を信仰しているんです、私。
まとめ
良い点
- カッコいい
- 超軽い
- カッコいい
- ポール代わりに使える
- カッコいい
- トイレ時の目隠しにも
悪い点
- 持ちにくい
- 値段が高い
- そもそも手に入らない
いやしかし海外でも全滅に近いのでそもそも作る量間違っていますわな。
でも今まで使ったことのない男前の皆さん、日傘、本当にオススメです。
女性もコレがアレばお花摘みの時に目隠しに出来るから、稜線なんかでは重宝するんじゃないでしょうか。
マジでアホなオッサンとか何も考えずに道から逸れていく女性の後について行ったりしますし。
流石に傘で目隠ししていれば何かわかるでしょう。
ポールの代わりになる。涼しくて汗も少なくて済む。
テント場でもトイレや水場まで使える。
ちょっとしたタープにもなって目隠しにも使える。
それが163gは持っていく価値ある気がしますね、今後は。
では皆さん、ドヤ顔でゴッサマーギアの日傘差しているブラッドピット似の男が風俗街にいたらそれが私なので、気軽に声を掛けて下さいね!