子どもにスマホを持たせるかどうかを検討
このところ・・・というか、長い間、子供にスマホを持たせるかどうかを検討していました。
実は上の娘が中一になった時に一度、楽天モバイル で無料プラン(1G超えて使ったら従量課金みたいなやつ)でスマホを与えたんですが、約束した使用量の管理が全然できず、罰としてスマホは家庭内のみという制限を与えました。
その後は生活管理もしっかりと自分で出来る様になったんですが、高額の請求がトラウマだったのか、「わたしは高校生になるまでSIM要らない・・・」と言っていましたので、simの事は考えていませんでした。
しかしながら外で連絡が付かない、というのは何かと不便です。
それに門限も遅くしたので、子供だけで外出した際にまだまだ不安で心配になることもしばしば。
ということで、また色々と格安SIMの契約を検討していました。
私はOCNモバイルを使っているので、最初はOCNモバイルの追加SIMでいいかな・・と思ったのですが、なんとOCNはDocomoに吸収合併されたため、OCNモバイルの新規のsimの受け付けは終了してしまいました。
OCNモバイルではirumoへの移行を推奨して20000ポイントプレゼントみたいな施策をしているのですが、何から何までサービスが劣化するのに金額は上がるので、正直魅力を感じません・・。
という事で他の格安simを探していたのですが、楽天モバイル で家族で入るとめちゃくちゃポイント還元する上に12歳以下は実質480円、23歳以下は780円というプランがある上に、楽天ポイントが支払いにも使えるので移行しようと思ったのです。
しかしよく考えたら、楽天モバイルは山でめちゃくちゃ弱い。
田舎でも弱い。
楽天は先日プラチナバンドを獲得しましたが、主に都会の基地局を最優先に増強していく様なので、恐らくは山中にまともに電波が届く日は来ないでしょう・・・。
しかし思ったんです。
今必要なのは子供の位置がわかって、その位置に移動したタイミング(つまり習い事などが終わったタイミング)が分かることだけじゃないのか?
アレ?それならエアタグでいいじゃん、という事で、まあ無駄にもならないし、とりあえずエアタグを買って、子供たちに持たせてみました。
エアタグとは
今更ですが簡単に説明しますと、AirTag(エアタグ)は、Appleが開発した小型の紛失防止タグです。
2021年に発売され、鍵や財布、バッグなどの持ち物に取り付けることで、紛失した際に簡単に見つけることができます。
主な特徴は以下の通りです。
位置追跡
AirTagはBluetoothと超広帯域無線技術を使用して、iPhoneやiPadなどのAppleデバイスと連携し、持ち物の位置を特定します。
「探す」ネットワーク
世界中のAppleデバイスが協力してAirTagの位置を特定する「探す」ネットワークを利用します。これにより、遠くにある持ち物でも見つけやすくなります。
プライバシー保護
位置情報は暗号化され、匿名で送信されるため、プライバシーが保護されています。また、知らないAirTagが近くにある場合、iPhoneが通知を送る機能もあります。
簡単な設定
AirTagはiPhoneやiPadとワンタップで接続でき、設定が非常に簡単です。
とまあ本来は物の紛失防止を目的としたものですが、それを子供の位置把握に利用しよう、という作戦です。
そしてこれが大当たりでした。
エアタグを子供に持たせるとこんな時便利!!
ケース1・習い事などのお迎え時間のタイミング把握
うちの子たちはそれぞれいくつかの習い事をしています。
上の子は受験生なのでそろそろやめた方が・・と思うんですが、まあ彼女らが好きでやって頑張っている事なので、こちらも頑張って送り迎えしています。
しかしその習い事の時間、家から車で5分~15分程度なんですが、終わる時間が30分程度前後したりするんですよね。
車で待ちぼうけする事もしばしば。
しかしエアタグを持たせていれば、「エアタグを持っていって、終わったら建物から出て待っててね」と言えば建物から出たタイミングがわかるので、無駄に早く行く必要が無くなりました。
タイムラグと精度の問題は勿論あるんですが、「建物を出て待っている」という行動はほぼ間違いなくわかるので、とても重宝しています。
ケース2・遊びに行ったあとの帰りの時間の把握
子どもたちも大きくなって、友達と遊びに行って帰りが遅くなることも出てきました。
そんな時、外も暗くなってくると心配でヤキモキしてしまいますが、エアタグを持たせているとその心配も少なくなります。
お祭りやイベントの時に持たせたのですが、今どこにいるのかがざっくりわかるし、帰り始めているのか、お店に寄っているのか・・などが把握できるので安心。
おかしな場所でずっと止まっていれば何かあったのか?なども把握できます。
他にも「何か迎えが必要になったらコンビニで20分待機する」などルールを決めておけば、トラブルに対応できるケースも増えるかもしれません。
ケース3・外出先での待ち合わせ
エアタグの位置情報はタイムラグがある為、テーマパークなどの人ごみの中からお互いを探す、というのは難易度が高くなります。
しかし、某テーマパークでも使用しましたが、「〇〇に乗り終わったら▽▽で待っててね」という約束さえしておけば、その場所に来たらタイミングがわかる為、待ち合わせの効率がぐんと上がります。
逆に、回る順番を決めて、お互い共有しておけばどこに向かっているかは正確にわかる為、これもかなり便利に使用できます。
ケース4・迷子対策
最後に小さい子、我が家で言ったら4歳男児の迷子対策ですが、単純にだだっ広い場所で何も考えずに探すのはかなり難しいです。
しかしそこは自分の子。
興味がある場所というのはだいたいわかります。
大きな公園なら遊具とか、自動販売機とかですね。
自発的な逃走ならすぐに追えると思います。
そうでなくても、大体の場所がわかるのは捜索の難易度がぐっと下がると思います。
そもそも目を離すことはいまのところ有りませんが、子供はこちらの予測の上をいくもの。万が一という事もありますから。
我が家ではココヘリを利用しているので、アウトドアアクティビティの際は子供にココヘリ端末を持たせていますから安心(注:救助対象には制約が色々とあります)ですが、エアタグを子供に持たせていれば、アイフォンを持った人が半径10メートルに近づけば位置情報の取得が期待できますから、捜索の際の漏れなども圧倒的に減りそうですし、捜索範囲の絞り込みも容易になるのではないでしょうか。
まだあまり使っていませんが、我が家ではこのバンドを購入しました。
腕時計ライクな外見になるので、4歳児は喜んで使ってくれます。
ちなみに、アップルはエアタグを迷子探しなどに使う事を推奨はしていません。
また、子供にコッソリと付けたり荷物に忍ばせるのは、いくら親子といえども人権侵害だと私は思います。
しっかりお互いに機能と意義を確認して、必要なら必要な時だけ持たせるようにするのが、ベストだと思っています。