一歳児。
散歩に行くと、まず「いい感じの石」と「いい感じの棒」を装備したがります。
妻はそれを知っていて、「石は危ないから」と、ペットボトルのふたを先に持たせます。頭良い。
女の子二人も育てましたが、この娘たちにも姪たちにもその同級生にも、女の子ではそんな子ってほとんどいないんですね。
大して、男の子には高頻度で発現する行動特徴な気がします。
いい感じの棒を見つけたら、もうキ〇ガイみたいに必死に手に入れようとします。
ただ、もしかしたら、これも生存に有利だから獲得した本能的な行動なのかもしれない、と思うようになりました。
恐らくは近代に入るまで、人間の子供は平気で放置されていたはずで、子供たちはかってに集落周辺の山野を歩き回る事も多かったはずです。
オオカミやヤマネコなんかの獣に遭遇する事もあるでしょう。
そんな時、石と棒で武装していれば、獣側に対しては威嚇にはなったはず。
何より、一目で「あのやべー奴ら(人間)の仲間」だと分かるので、「いい感じの棒と石」で武装したちびっこはそうでないちびっこよりも生存率が高かった可能性ありませんかね。
あと、もう一つ。
これはウチのムスコだけだと思うんですが、意地汚い。
ナチュラルボーン意地汚い。
とにかく食って食って食いまくるし、お姉ちゃんたちの分まで盗んで食うし、口に入るだけ詰め込むし。
皆でシェアして食べているお菓子とかは、口いっぱいに頬張って、左手にお菓子をキープしつつ次のお菓子を取りに行きます。
これも恐らく生存に有利だったんだろうな・・。
あと、とにかくドングリを集め続ける。
無限に集め続ける。縄文人か。
ちなみに、ドングリの仲間のシイの実は生でも食べられますし結構おいしいです。
田舎民あるあるですね。
黒っぽくて尖ってるのですぐにわかると思います。
他にもあく抜きしなくても炒って食べられる物も多かったはず。
まあそんな感じで、ウチの一歳児、恐らく生存能力は極めて高そうです。
超小食でビビリだった上の二人と比べるとえらい違い・・。
昔は3人に1人しか第二次性徴期まで生きられなかったと言いますが、なんとなくわかる気がします。
話は戻りますが、いい感じの棒といい感じの石。
棒はより長くてまっすぐで硬めでちょうど良い太さでカラっとした棒を選ぶ傾向があります。
そして石は握り込める大きさでツルツルしている物を選びがち。
なんか分かる気はしますw
あと、最近私のハンドライトとかナイフに興味を持ち始めたので怖いです。
これは注意しないと。
注意と言えば。
森を歩きながら昔を思い出して(でも忘れてるから検索もしつつ)木の実を二人で食べて歩いていたら、今ではすべての木の実を食べようとします。
でも食べられそうな実って、結構な割合で毒なので。
この田舎でも、昔みたいに高学年の子供が小さな子供たちに食べられる実とか美味しい草とかドジョウの丸飲みとかを教えてくれる時代では無くなりましたから、なるべくこの子にはそういう事を直接教えていきたいと思っています。
意味ないけどね!