カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

超軽量ビビィサック テラノヴァ ムーンライトビビィのレビュー

 

探していた物をドンピシャで見つけた

わたし、ずっと探していたんですよね。

メッシュが有り、天候が良いならビビイサックとして使えて、普段は防水シュラフカバーとしても使えて、めちゃくちゃ軽量な物

 

はい、そんなもの無いです。

 

ええとまず、ビビィサックとして有名かつド定番と言えば、アウトドアリサーチのヘリウムビビィです。

 

防水透湿素材を使用し、ある程度の頭部スペースが有り、メッシュもあるので、世界中で圧倒的な人気を誇るビビィサックです。

ただ、448gと、そこそこ重量がある事が、超ULダブルウォールが多くなっている今のテントたちと比べるとそこまでメリットが無い。

そしてシュラフカバーとしてテント内で使うには、このサイズは大きいんですよね。

めちゃくちゃ気になっているんですが、どう考えても私の使用目的には合わないのです。

 

私が欲しい物に一番近いもので、今現在手に入る物の中では、マウンテンローレルデザインのスーパーライトソロビビィというものが、179gと軽くてバグネットも有って、ビビィサックとしてもシュラフカバーとしても使えるサイズ感でめちゃくちゃ良いな、と思ったのですが、これは生地が撥水で、水没には耐えられないんです。

ムーンライトギアより引用

 

ということでなんだかんだ探していましたけど、なかなか無いんですよ。
しかしそんな中、UL装備で有名なムーンライトギアさんでついに見つけたんです!

テラノヴァのムーンライトビビィというものを!

Terranova Moonlight Bivyの詳細スペック

サイズ/200×76cm

収納サイズ/21 × 6 cm

重量/210g

素 材/TNムーンライト10,000mm(DWR撥水加工)

特徴

●軽量かつ防水性と通気性に優れる

●縫製部分にはシームシール処理

●頭部分はメッシュとジッパークロージャー

 

簡単に言うと、シュラフカバーのサイズの防水サックに、バグネットを付け、単体でビビィサックとしても使用できるものにしたものです。

直感で「コレはヤバいやつ」と思ったので気が付いたらポチっていました。

後悔はして・・いない。

 

超軽量なUL防水シュラフカバーとして優秀

今回購入したムーンライトビビィは210gと、防水シュラフカバーとして使われることの多い、solのエスケープビビィよりも31gも軽量です。

しかもエスケープビビィはシームシーリングされていないので、縫い目から浸水してしまいます。

廃版となった、エスケーププロビビィはシームシーリングされているんですが、今は手に入らない。

 

他に軽量シュラフカバーとして人気のあるものに、ファイントラックのエバーブレススリーピングバックカバーという物もありますが、これは275gと、ムーンライトビビィよりも50g以上重い。

シュラフカバーとしては、世界最軽量級の、2層防水生地のモンベルのブリーズドライテックスリーピングカバーの186gに次ぐ軽さだと思います。

 

ULビビイサックとしても世界最軽量級

ビビィサックとしても世界最軽量級です。

というか、下部が完全防水のビビィサックとしては、最軽量でしょう。

もちろん、多くのビビィサックと違い、顔回りがバグネットのみで、雨が降ったらバグネットを通って浸水してしまうので、バグネットを覆う屋根が必要、というのはデメリットです。

 

エマージェンシーシェルターとしても使える

顔こそ密閉出来ませんが、いざという時は、シェルターとして使用できます。

それこそ、エスケープビビィと同じような使い方ですね。

ケガなどで緊急ビバーク時、最悪、どうしても雨の入り込みが厳しいのなら、バグネットに雨具か何かを巻き込んで塞いでしまえばよいですしね。

 

しかし在庫僅少

ただ、なかなか手に入りません。どこも品切れ。

山でお隣のテント泊者さんにも興味を持ってもらったんですが、残念ながら、どこも在庫が有りませんでした。

すぐに買ってよかった・・。

 

という事で自慢の購入レビュー。

 

テラノヴァ ムーンライトビビィのレビュー

今改めて見てみましたが、すべてのwebサイトで売り切れていました・・・。

だから今回の記事は完全にただの自慢です!

 

まず、収納時の大きさ。

かなり余裕のある外袋なのに、めちゃくちゃ小さいです。持ち手もちゃんとしたものが付いています。

重量の実測。

225g。

外袋無しならほぼスペック通りの211gでした。

 

広げてみると、見た目はかなり小さいですね。

ただ、アウター側は重量のわりにはかなり丈夫そうで頼もしいです。

 

ちょっと心配なのが顔回りの立ち上がりが小さい事。

水嵩2cmとか、めちゃくちゃ浸水してきたら水が入ってきかねません。

いや、その前に危険に気づくでしょうけど。

 

メッシュは取り外しは不可。180°まで開きますから不便は有りません。

ただ、ジッパーが噛みやすいので、ちょっとそこだけ引っ掛かりました。

一番最初に使ったときは脱出できなくなるかと焦ったw

 

そしてこの商品、モンベルのブリーズドライテックスリーピングカバーと同様、恐らく2層の防水素材で、内側は防水層が剥き出しです。

だから防水層保護の為にも、実際に使用時はこうやってマットを中に入れちゃうのが良いと思います。

使用しているマットについては以下の過去記事を参照いただければ。

ulhike.com

 

 

150cmの愛する娘に入って貰いました。

娘ちゃんかわいいよ素敵誰か将来お嫁さんに貰ってください。

 

メッシュが顔にかかるのが嫌ならキャップをするとスペースが出来て良さそう。

ただ、アルプスのテント場みたいなところは少なくとも夜は蚊は(ほぼ)いないので、気にならなければ顔にかかっていても良いし、私も1時間で気にならなくなりました。

お風呂でもテストしましたが、シームシーリングも完全防水と思って使って問題ないですね。

まとめ

良い点

  • 超軽量(約210g)
  • 生地が完全防水
  • シュラフカバーとしてもビビィサックとしても使える
  • 単純にカッコいい

悪い点

  • 狭い
  • 蒸れる
  • 開口部の立ち上がり高さが心許ない

全体的にほぼ期待通りの商品でした。

庭でこいつ一つで寝てみましたが、低地で夏の森の中なら、これ一つで一夜を超すのは全然アリです。

虫から逃れられるのは大きい。

傘くらいあれば尚よい。

 

ただ、私としてはあくまでも、以前購入したソロシェルターとの併用を念頭に置いて購入しました。

 

ulhike.com

 

北アルプスで早速試してみましたが、それはまた後日別の記事で書きたいと思います。

とにかく、ツエルト&エスケープビビィというよくあるビバーク装備と比べたら格段に快適かつ全天候に対応できるんじゃないのか、と思います。

という事で、今回はめちゃくちゃ良い物を買えました。

本当にオススメです!もうどこでも買えないけどな!ざまあ!!!

実際の運用編の記事はお楽しみに。では。

 

運用編、公開しました!

 

ulhike.com