OMM japan 2023北八ヶ岳に行ってきました
誰が呼んだか山の総合格闘技と言われるOMM2023に行ってきました。
今回はなんと参加者数1500名という、山のスポーツイベントとしては超大規模。
オリエンテーリング、アドベンチャーレース、トレイルランニング、ULハイキング、トラディショナルハイキングなど、色々な分野の人が思い思いの目標を掲げたり掲げなかったりして参加してきます。
朝、私よりも遠方からくるバディに車で途中で拾ってもらいました。
高速道路を降りるとなかなか食べ物屋さんがないため、24時間食事が摂れる諏訪湖SAでお蕎麦を頂いて
会場駐車場には6時過ぎに到着。
ここまでで既に景色、特に朝焼けがキレイ(画像無し)。
そして二人とも口だけは達者なので既にしゃべり過ぎて喉が枯れて来た。
とりあえず受付だけ済ませようと、空身で駐車場から会場まで行く・・・が、遠い!!
片道10分近くかかりました・・。
会場はまだガラガラですが、ムーンライトギアのYOUTUBEチャンネルに出演していらっしゃる面々が集まっていて、MLG信者の私は大興奮。
焚き木も有って雰囲気も抜群に良い。
一度車に戻って装備を整え、スタートまで、バディとダラダラと過ごしました。
ここまで既に何人か見知った人たちもチラホラいてお話させてもらいつつ。
中部の仲間(通称中ヤベ)の皆でスタート地点に向かいます。
ほどなくして、一日目スタート。
我々はストレートB、一日目開始。制限時間は7時間です。
一日目終了。
景色ヤバい(語彙力)。
レース内容は・・・。
ログ、最初取り忘れています。
私がナビ担当だったんですが、1つ目のめちゃくちゃ簡単なコントロールでまず微かに手間取り。
2つ目までの道のりでコース取りで激藪&崖&渡渉というルートをとってしまい40分くらいロス。
3つ目はサクッと取れました(2→3の時間は1桁順位)が、4つ目のコントロールで20人くらいを引き連れて盛大にツボってしまいここでも30分くらいロス・・。
そこからはとにかく走って走って挽回し、なんとか1時間ほど余裕を残してゴール。
順位は半分よりちょい下くらい・・。
しかし途中なんども諦めかけたのでむしろめちゃくちゃ嬉しかったです。
早速キャンプ地選定。
私が「ここにしよう」「ここにしよう」というのにバディがやたらこだわり、なんとめちゃくちゃフカフカ&平ら&独立した場所をゲット!!
さすがは我がバディ。
そしてテントを建て終わったころ、別のチームが私たちのすぐ後ろでテントを張る試案を始めました。
するとなんと、昨年もテントが隣になったチームでした!すごい偶然。
二人は歳は若いですがOMM歴7年&4年という、経験の浅い我々より全然先輩の二人。
色々と教えて頂きました。
もしこのブログを読んでいたらこの場を借りて感謝したいと思います。本当にありがとうございました!
そして夜の帳が降り、私の大好きな夜のテン場。
レインフライが凍り始めています。既に氷点下。
雰囲気、最高&最高&最高です。
あとはアレです、私たちがテント内でぬくぬくしているのに色々な方が会いに来て下さり・・・特にエリート出走者の超有名選手コンビと某超絶レース完走者コンビが来て下さったのにシュラフにくるまったまま応対するという舐めた態度、今思い起こすと本当にすみませんでした・・・。
そんな感じで夜は快食快眠愚痴惰眠で過ごし終了。
ちなみに今回もトイレの数は充分。水場もまあさほど並ばずにいけました。
2日目。
あ、2日目はゴール後もログを止め忘れてタイムが違います・・・。
快調にゴール!
2日目は大きなミスは無く(もちろん今見返すと最適解ではない)、かなり走り通せた為上位3割には入る事が出来ました。
ゴール会場ではなんと手打ちそばを頂けました!!
凄い。凄い。
暫くバディと幸福感に包まれながら余韻に浸っていると、スタート前も会った某ちむさんにまた遭遇!!すごい偶然。
その方が「某ケンさんもいるよ」と、有名なちょっと怖い人を紹介して下さったんです。
正直めちゃくちゃビビって「いや、怖えよ会いたくねえよ」と思っていたんですが実際に話したらめちゃくちゃ気さくな方で安心しました。
その某ケンさん、「一緒にこのあと風呂行くか?」と誘って下さって、二つ返事でオッケー。
皆で車に戻る途中、シトロエンのヴィンテージカーオーナーのオフ会に遭遇。
こんな感じの人たちがお上品な挨拶をしている中横切っていく汚い服装の我々。
凄い格差。
まあしかしお互い余裕のある者の遊びであるのは変わらないのか・・・。
ただ・・・なんとその後バディがスマホを紛失している事が判明。
「スマホを見つけたら行きます!」と言って我々は会場に戻り。
なんと心の美しい方が届けて下さっていて一安心。みなさん本当にありがとう!
そして早く行かないと某ケンさんたちを待たせる事に・・・とか言ってたら二人で大事な事に気付きます。
アレ?もともと知り合いの某ちむさんと、言い出しっぺの某ケンさんは良いとして、それぞれのバディの方々にとっては見ず知らずのハゲ二人となんて裸の付き合いなんてしたくないのでは??
そもそも某ケンさんもノリで言っただけで「このバカ二人は何で断らなかったんだ??」と思っているのでは???
我々はあそこで断るべきだったのでは??アレ?コレ行かない方が良いんじゃね???
・・・二人で思案しましたが長い事走って頭がバカになっているため考えられず、もうとりあえず行く事にしました。
しかし行ってみたら温泉の中で待ってて下さり、皆さんとめちゃくちゃ楽しい時間を過ごせました。
最後に新たな出会いまで付いてきて、最高の2日間の、最高の締めになりました!
OMM レース内容の振り返り反省点
まず、この1年、近所のオリエンテーリングの常設コースに1回行った程度だったので当たり前ですが全然成長していなかったのは反省。
2日目、1つ目のコントロール後に自分の中で何度も閃きが有って、常に地図上の位置を親指で抑え、地図を回し、走りながら確認する、という事をやってみたらなんとかできて、そこから慣れたような気がします。
制限時間まで1日目は1時間も無かったのが、2日目は約2時間余裕が出来たので、実際にかなり成長は出来た、かと。
コンパス直進とか整地は地図&コンパスで長く登山して来た、まさに昔取った杵柄でなんとか出来るんですが、それとは別次元のテクニックが必要なんだな、と改めて思いました。
来年は・・もっと成長して、もっと良い結果を出したい。
ちなみに使っているのは一番普通のコレ、です。
トレランから入った人はサムコンパス買いがちだけど
コンパス直進とか整地は普通にプレートコンパスじゃないと我々みたいな素人は難しいのでは?と思います・・。
OMM 装備の振り返り反省点
装備全体がどんな感じかは先日の記事を参照にしてください。
ウェア
今回、最高だな、と思ったのが、我々二人は全く同じトラブーコマックスを履いていたんですよね。
だから先頭を行く私が滑りやすい所はバディも滑りやすいし、大丈夫なら大丈夫なので、ルート選びに気を遣わなくて済む、というのが良かった。
また、アシックスグリップはまったく滑らないのでやっぱり良い(過去記事参照)。
あとは、やっぱりオクタは凄い。
涼しいのに暖かい。かじかんだ手もすぐにポカポカする。汗かいてもすぐ吸う。
そして濡れてもすぐ乾く。何より軽い。
最強素材ですね。
あとは全体的に問題は無かったんですが、やっぱり捨ててよいウェアで来るべきですね・・・。
脆そうなオクタは何度も藪・刺に引っ掛けても大丈夫だったんですが、お気に入りのコンプレッションシャツが盛大に破けました・・。
パンツはトレッキング用のパンツだったのでノーダメでしたが、薄いトレラン用のロングパンツやタイツならやられそうですね。
宿泊装備
テントは昨年のニンバスUL1に続いてニンバスUL2を持っていきました。
やはり最強中の最強ですね、コレは。わずは1006グラムで広々ダブルウォール、しかも丈夫で防風性も高い。
殆ど似たようなものに、NEMOのホーネットがありますが、ニンバスはレインが地面ピタピタまで下げられるので防風性が高いのと、縫製がしっかりしている事、またパーツがアルミなので丈夫、というのがNEMOホーネット系よりも優れていると思います。
NEMOホーネット1Pも持っていますしめちゃくちゃ良いテントだとは思いますが。
また、エンライトのキルトはめちゃくちゃ良い!
オクタ上下、ダウンジャケットを着たうえでこのキルトを使うと、マイナス3℃でも暑過ぎました。
寝汗をかいてしまったくらいです。
全体的に、快適で満足は出来たのですが、来年はもっともっと削りたいかも。
エンライトのキルトも現在の-1℃対応、850FP、表地10Dのレギュラーだと600g近いですが、5℃対応の950PF、7Dのショート丈なら330gくらいになる。
テントもDCFのタープテントとグランドシート、それぞれのシュラフカバー、という組み合わせにすればまだまだ削れそう。
食事もちょっと拘ってしまったし。
全体的にパッキングウェイトであと1.5キロ軽くしたい。
そうなるとバックパックも軽い物でもイケると思うので、パッキングウェイトで5キロくらいを目指して削る、と。
ただ、もう本当にお金もないのでなんとかチープハイクのノウハウを取り入れて・・・。
まとめ
レース、出会い、景色、何もかもが最高の2日間でした。
本当に幸せ過ぎて、もうこのまま帰り道で事故に遭って人生が終わるんじゃないか、と心配なくらいでした。
企画・運営の皆様、本当にありがとうございます。
なによりボランティアの皆さん、心から感謝します。
そして来年、もっともっと成長して、もっともっと良い結果を出したい。
もうちょっと遠いからって参加しないわけにはいかない!のです!