トラブーコマックス2、即買いしました
アシックスのトレイルランニングシューズのフラッグシップモデル、トラブーコマックス2が発売されましたのでその日のうちに購入!
次の日には到着。
昨年から先代のトラブーコマックスが気になっていまして、モデルチェンジを虎視眈々と狙っていました。
というのも、オンタケ100マイルを走るにあたりゼロドロップかそれに近いシューズでクッションが強めシューズが欲しくて、更に安定と信頼のアシックスのガイドソールかつ300gを切るシューズ、という事で完全にストライクゾーンど真ん中だったのです。
という事で早速レビュー。
ASICS Trabuco Max 2プロダクトレビュー
外観ドン。
うわあ・・・カッコいい。
私のコーディネートがグレーor黒+ネイビー+差し色オレンジにしているので、この靴はそれにピッタリ。
そして予想以上に厚底。メタスピードスカイ並みなので脚長効果もあります!
見た目よりもかなりフラットで、立っているだけだとほぼゼロドロップにちかい。
シューレースは普通の靴紐になって、先代のトラブーコマックスやトラブーコプロのクイックシューレースじゃなくなりました。
アレ、緩むしキツクすると腱鞘炎になるし最悪だったんですよね。
良かった。
さて。
重量は296g!
期待通り。見た目よりずっと軽い。
アッパーは通気性と伸縮性が高い感じです。
フィット感はめちゃくちゃ高い。
また、つま先周りのプロテクト、一般的なトレランシューズよりもかなり丈夫に作ってあります。
岩にぶつけてもさほど痛く無さそう。
軽めの3シーズン登山靴くらいには安心して使えます。
特につま先はめちゃくちゃ硬く仕上げてあるので、これはかなり良い。
ヒールカウンターも硬く、ボリュームもあってしっかりしている。
GT2000とかのジョグシューズ並み。
アシックス特有の「靴紐結んでなくても走れちゃうじゃん」なフィット感のシューズですね。
見た目ほど分厚くないし、見た目以上に水はけもよさそうです。
アウトソールは安定のアシックスグリップ。
因みにアシックスグリップは2年経っても500km走っても濡れた岩場でピッタピタに止まってくれます。
ミッドソールはフライトフォームブラストプラス。
アシックスのミッドソール、細分化しすぎてわりとわけわからん。
フッカフカで反発する感じですが、走ってみないとわからんもんね、こういうのは。
ただね・・。
なにこの汚れ。
取れない。生産段階でソールか塗料のウレタン系の何かがこびりついている。
ちょっと嫌だな・・。
明らかに検品が甘い。だって一目でわかるもん。オレンジの下地にこんなハナクソみたいなもんついていたらさ。
あと、これ。
ゲイターを止める面ファスナー(マジックテープ)、最初から剥がれとるやん。
コレはアウトでしょ。
5000円の靴ならさもありなん、というところですが、17600円の靴ですよ????
アシックスさん、マジですか???
検品が甘いのもそうですが、アシックス、最近、作りが本当に悪くなってきている。
書いてなかったですが、以前紹介したアクティブリーズのシングレットもなんかこびりついていたよ????
ウェアもシューズも、検品も甘いし作りも悪いし、というのはもう企業的な問題だと思うので、一度ちゃんと考え直した方がいいと思います。
何様だよ、と思うかもしれませんが、これまでもこれからも愛しているファンだから言いますよ、しっかりしろよ、アシックス。
更にさらに。その破けて剥がれてたゲイターの取り付け部なんですが。
これ、そもそもアルトラのゲイタートラップっていう構造の丸パクリなんですけどね。
だからアルトラ用のゲイターは付けられます。
まあそれはいいんですが(ダサいけど)、これ、多くの汎用ゲイターがちゃんと付けられないんですよ。
後ろの面ファスナーは被せる側がゲーターの外側に出るので、泥や汚れが付きまくる。
前の引っ掛ける側はパーツが小さすぎてほとんどのゲーターが付けられない!!
これ、もうアホちゃんですよ。
作った人たちにゲイター使ってる人、いなかったんじゃないですか???
じゃなかったらアルトラの丸パクりでそのまま出しましょうよ、みたいにならないですよね???改良しますよね???
前の引っ掛けるパーツ、ちょっと大きくするだけで良いんですよ???
しかもそのパクリ元のアルトラ様は「これあかんわwwww」って気付いて構造を変えて、靴紐の出し方を工夫してそこに引っ掛ける様にアップデートしています。
これ、ホントストレスです。
手持ちの2種類のゲイターは使えない。靴紐に引っ掛ければまあまあ使えるけどそうなると意味のない金具が見えるのがいちいちイライラする。
ただでさえ不良品なのに使えないパーツがついてる事で超イライラする買い物になりました。
しかも17600円定価で買ったんだぞこっちは!!
何度もこのブログで言っていますが、他のブログやアフィまとめブログみたいに褒めちぎった方がみんな買ってくれるし余計なヘイト受けなくて済むので、本当は褒めちぎって終了、が一番私は得するんですよ。
それでもやっぱり毎日ブログを見に来てくれる人にクソ情報をつかませたくないのでハッキリ言います、定価でこんな物買っちゃダメです。
適当過ぎる。
ただね、分かってる。室内で、現時点、ここまで書いた時点で凄い予感がする。
これ、走ったらめっちゃええだろ。
実走レビュー
という事で早速走ってきました。
林道メイン、ロード、シングルトラックで合計20km程度。
グリップ
まず、ソールのグリップ。
走り始め、私の知ってるアシックスグリップと全然違う・・・。
なんや改悪かよ・・。
と思ったら5キロくらい走って一皮剥けたら「ヌチャ、ヌチャ・・・」という私のしってるアシックスグリップのあの独特の音。路面にへばりつくあのいやらしい音。
安心してください皆さん、あの最強のグリップ力健在です。
濡れた石も土も大丈夫。
泥はまあ足を突き刺せばラグ深いシューズはなんでもいけますから変わりない気もしますが、もちろん大丈夫。
クッション性と突き上げ感
クッション性・・凄い!
私が今まで履いたことのあるあらゆるシューズの中で最高です。
「不整地走るトレランシューズにそんなにクッション性なんて要るかよ」って思ってましたけど、考え方変わりました・・。
着地したら柔らかく吸収して、パスッっと小気味よく変形が戻る感じです。
石の階段を走って下りましたけど、本当に衝撃が無い。
主観的にはダメージがほぼない。
あと期待していた通り、突き上げ感が全然無くてオンタケのガレ林道にピッタリだと思います。
突き上げ防止プレートが硬いのか、かなり尖った石を踏んでもソール全体がその上に乗る感じで、全然石を感じません。
ソールがひろがった台形になってるので安定感も抜群。
ただし、ソールが巨大な分、アルプスなんかの踏み場の狭いガレた下りとかを足さばきでガシガシ進む、となると邪魔で鬱陶しいと思います。
とはいえ、OSJ ONTAKEにはそんな場所は無いのでOK。
フィット感
フィット感はアシックスならではのあの感じ。
上にも書きましたが、紐結ばなくてもいけるレベル。
ちなみに私はアシックスなら26.5mmのワイド(EEE)か27.0(EE)で、今回は27.0mmのEEを選びました。
指の付け根まではピッタリ、そこから先は余裕がある、という最高な感じのサイズ感で大正解だった。
コロン、っていうガイドソールのライド感
コレ。これ、凄い。登りでも下りでも、かなり自然にコロン、と転がって省エネ運転ですよ。
特に下り。フラットに足を置いていくだけで、あとは転がってくれるので誰でも下りが上手になります。
木の根が張っているような登りも、コロン、コロン、と行くので不思議な感じ。ナニコレ!?
総評
良い点
- グリップ最高
- クッション性最高
- フィット感最高
- ライド感最高
悪い点
- 重い
- 水はけは悪い(内部がおわん型なので)
- 意味不明なゲイタートラップ
- 品質管理最悪
靴として・・途轍もない高いレベルでまとまっていると思いました。
正直、ロードでも履きたい。
ジョグに最適、特に上り下りの多いジョグなら最高ですよ、コレ。
シビアな岩場の無い山なら最強トレランシューズ。
もちろん、私にとっては、ですが。
ただ、作りが良くないし、ほぼ不良品を握らされたので本当にクソ。
こんなものに定価は絶対に払っちゃダメです。
甘やかしてはダメ。
いいですか???こんなの目視検査で一発で引っ掛かるレベルですよ???
目視じゃなくても15年前の品質検査用AI画像判定ソフトとかでも一発で引っ掛かりますよ???
あとアルトラ丸パクリするのはいいけどホントちゃんと考えて作って下さい。
中華メーカーじゃあるまいし、「アシックスが作るとこうです」っていうのを見たいんです。
もうちょっとしっかりしてくださいよ、ホント。
でもホント良い靴だからな・・・。もったいないです。
言い過ぎましたけど許してね(テヘ)。
2023/4/15追記:私の周りの使用者では、どうも他のアシックスシューズよりも幅広の作り、という方が多いです。
私自身は幅がかなり広目(ワイドでも若干狭い事も)なので気になりませんでしたが、
幅広の方以外は1サイズ下げるのも手かも知れません。