- OMM装備の反省と検討シリーズ⑩
- マウンテンハードウェア ニンバスul1のスペック
- テントの展開は簡単で楽
- 使い勝手も良い
- メッシュだと寒くないか問題
- 半自立式だとペグダウンしないとヤバくないですか問題
- 総評
OMM装備の反省と検討シリーズ⑩
皆さんにずっと内緒にしていたことがある。
実は私は最高のテントに出会っていたのです、去年。
ダブルウォールでシングルウォール並みに軽くてカッコいい。
そんなテントあったら欲しいと思いませんか??
あるんですよね。
OMM前からなんとかして手に入れようとしてまして。
ずーーーっと品薄で品薄で、本当にこまっていました。
ライバルが増えるのは絶対に嫌でしたから、誰にも言わない様にして狙っていました。
で!なんとか(多少プレミア価格で)買うことができたのです!
OMM後は真っ先に自慢したかったのですが、まあしかしどうせもう全く手に入らないので。
中古ですら世の中に出回っていないので紹介してもな・・と思ってレビューも書かずじまいでした。
しかしまたアメリカの本家サイトを見てみたら、2023年も同じものを販売するみたいで、そろそろ国内のショップにもチラホラ出てくるかな、と思い、コレは書かざるをえないと。
という事で今更レビューします。
NimbusUL1について!
マウンテンハードウェア ニンバスul1のスペック
テントフレーム:DAC Featherlight™ NFL ポール
フライ:20Dリップストップシルナイロン 耐水圧1200mm
キャノピー:15D ナイロンメッシュ
フロア:30D リップストップシルナイロン 耐水圧1,500mm
重::778g(ペグ等込みのパッキングウェイト)872 g
梱包サイズ:13 cm x 30.5 cm(テント本体)&6 cm x 38 cm(ポールとペグ)
ニンバスul1は、マウンテンハードウェアが密かに断続的に作り続けているウルトラライトな半自立式ダブルウォールテントの系譜を受け継ぐ最新作です。
ほぼ伝説的な存在だった先代のゴーストul1は750gほどと超軽量。
ニンバスは778gと、少しだけ重量はアップしています。
少し重くなったその分、色々とアップデートされています。
ゴーストulと違うのは
- 各フレーム間の角度が均等になり耐風性の飛躍的向上。
- 上記の構造変更により前室は狭くはなったが高さがあるので使い勝手は良くなり、足元の幅も20cmほど広くなる。
- ゴーストはフライが一部インナーに掛かっていなかったがニンバスは完全にフライに覆われる形になったことで耐雨性向上と結露の軽減が期待できる。
と、完成度が上がったとされています。
特に耐風・防雨性能の向上を計ったそうです。
ゴーストul1は友人の物を触った程度しか知りませんが、それでも惚れ込んで、廃盤になっているのにずーーーっと探していました。
でも高い!!
今回のOMMでも使いたくて、探していたところに・・・なんと!
後継品が出ていることを遅まきながら知り、ずーーーっと狙っていたのです。
という事で、テストでの庭泊とOMMでも使用感をレビュー。
テントの展開は簡単で楽
半自立式テントですが、インナーは後から吊り下げ式なのでめっちゃ楽です。
ポールを繋げて、こうやって引っ掛けるだけ。
で、フライを被せたらそのあと8か所(最低3か所)ペクダウンすれば完了。
足元もこうやってボックス型に立ち上がらせているので、かなり広くなります。
使い勝手も良い
一般的な装備、ランタンの吊り下げループや、貴重品ポケッ/トは有りますが、それだけ。まあじゅうぶんです。
出入りも楽です。
メッシュだと寒くないか問題
そんなに寒くないです。
というか私は好きです。
というのも、インナーテントがメッシュだと当然インナーは結露しにくいし、フライに付着した水滴もそのまましたたり落ちるので、結露でバスタブ内が水没する事がほぼなくなります。
しないわけではないけど。
まあ普通に横殴りの防風雨だと吹き込んでは来ると思いますが、暴風雨の中で果たしてこの半自立式テントで寝続けるのか、と。
普通は山小屋に避難すると思います。
普通の雨には耐えられる、という事が重要。
そう、暴風雨なら怖いから山小屋に避難か撤収して岩の間にでも逃げ込む・・・なんてことを考えると、3シーズンテントは私は半自立の軽量ダブルウォールが最適解でした。
半自立式だとペグダウンしないとヤバくないですか問題
OMMでも下が砕石でペグがろくに刺さらず、困ったんですが
このように、まあなんとか過ごせます。
まったく刺さらなくても大きな石か何かを利用すればこれくらいの感じでは張れると思う。
風があったらペグ破損覚悟でも無理やりペグダウンしちゃった方が良いんでしょうが、OMMではこれで快適に朝まで過ごせました。
総評
シングルウォールテントよりも格段に雨と結露に強く、ダブルウォール並みに快適で、なんとパッキングウェイトが872gなんですよ!!
まあこれは超軽量ペグが付属してくる、というのも大きいんですが、とにかく私の中での快適性を失わないファストパッキング・トレラン山行には最適なテントでした。
ただ、他にもう一つ候補があって・・・買ってしまったのですが(テヘ)そのテントのレビューはまだ一泊もしていないのでまた後日。
いや、間違いなく春のシーズンからテント類、特にアメリカからの輸入物は格段に値段が上がるのはわかっているので。仕方ない。買うのも仕方ないんです。
仕方ない・・・。
多分このマウンテンハードウェアのニンバスも、アメリカの公式サイトで2023SSの値段で400$なので、最低でも55000円はしてくると思います。
そうなると去年から20%ほどアップ。それでもお買い得じゃないのか??と思わせてくれる、良いテントでした。
今は日本で購入するのはほぼ不可能ですが、二人用ののUL2なら手に入ります!
これもOMM2023で使用して素晴らしかった。オススメです!