トレイルランニングは果たしてただの登山者より環境に悪いのでしょうか。
人間が山にレジャーで入ることで、環境への負荷となっているものは
- 排泄物
- ゴミのポイ捨て、置き忘れ
- 踏み荒らし、採取での植生への直接的なダメージ
排泄にかんしては、私はトレラン中は極めて少ないです。皆さんもそうでは?
日帰り程度なら小便はほぼしませんし、大便も恐らく出ない人がほとんどじゃないですか?軽い水分不足が続くので、便秘になる事も多いですし。
通常装備の歩き登山だと、私はお腹が弱いのでストッパは必須ですし、大して出なくても、無駄におしっこの回数も多くなります。
また、大便の跡があるのは初心者の登山者がよく入る山域に多いと思うんですがどうでしょう?これはただの実感でしかなく、統計があるわけではないですが・・・。
排泄に関しては、滞在する時間の長い、トレイルランナー以外の登山者の方がより多くダメージを与えているとは、言えないでしょうか。
次にゴミのポイ捨て、置忘れですが、最近はポイすてなんてほとんど見かけません。
これはランナーも徒歩登山者も同一水準だと思います。
ただ、清掃ランをしていると、「トレッキングポールのゴム」を結構、見かけます。
そもそも、それ以外の飲食物、装備も登山者の方が多いのですから、ゴミの置忘れもランナーの方が多い、とは言えないのではないでしょうか。
最後に、踏み荒らしと採取ですが、踏み荒らしはいますね、トレランに。
なぜショートカットする。
わざわざ回り道しているトレイルの意味が分からないのか?という。
ガンガン踏んでいく人、います。「希少植物だよ!」の看板、みえないんでしょうか。
レース中でもいますもんね。
ただ、採取するのは、やはりルールを知らない人。登山者もランナーも関係なさそうです。子供はガンガンいきますしね!
剱山荘の横の木苺の大群生なんかは私も食べたくなりますが・・・。我慢です。
こうしてみても、トレランが通常の登山と比べてダメージが大きい、と言い切るのはちょっと難しいと思います。
ただ、やはり大規模レースの際は、自然を壊さない配慮は絶対必要だとは思います。
山のルールとマナーの徹底や、コース間違いの抑制策など、今必死で運営の皆様がやっていることを無駄にしないためにも、我々自身も「自然を壊さない」というのを徹底していくべきだと思いました。
その3に続く。