べき。
「〇〇〇すべき」なんて言説は人生においてだいたい無視してよい。
その時点で人に自分の価値観を押し付けているからね。
その上で言いましょう。
「日本アルプスにトレランしに行くべき(べき)!」
なんでか。
めっちゃ楽しいからです。
それ以外にない。
一番は景色と自然。
稜線に上がるまでは、深い森と表情豊かな植物が迎えてくれます。
林業や製炭業が営まれてきた山とは違う、手付かずに近い自然がそこにあります。
植物だけでなく、小川や崖、滝、岩などなど、見どころはたくさんあります。
特に南アルプスの自然は雄大です。
稜線に上がってからは、360°の大パノラマがずーーーーーーっと続くんです!
多分、初めて行ったら「うわー!うっわー!!うっわーー!!!!!」ってなり続けると思います。
2~300㎞くらい先の山々まで見えたりしますからね。
とにかく凄い!写真では1/100も伝わらないのが歯がゆいですが・・。
でも景色が良いなら別に色々な山があるよ、と思いますよね?
やっぱり日本アルプスがオイシイのは、縦走できちゃうんですよね、長いこと。
登山初心者でも各所に難易度の低いコースはあるので、人通りが多い分、逆に不人気低山より安心かもしれませんし。
それに、トレランをするなら日本の登山文化に触れた方が良いと思うのですが、やはりそれなら日本アルプスに行っておいた方が良いと思うんです。
様々な文学、実績、伝承が積み重なってきて、特に中部山岳地帯は日本の登山文化の中心だと思います、やはり。
行ってみるとわかる事もあるのです。
もちろん地元の山も良いのですが(私も地元の山を愛していますし)、所詮はローカル。
高尾山だろうが六甲山だろうが富士山だろうが、山の世界ではローカルな山だと思う。
一度行くと、「ああ、これが小説に出て来たアレか!」とか、「あの人が言っていた山ってあんなにキレイなのか」みたいな気づきが出来て、山のニュースだのなんだのに触れたときも楽しさが広がります。
そんな日本アルプスの中でも、行程が長いコースは敬遠されるのですが、トレイルランナーにとってはそれはごちそうですよね?
だから、トレイルランナーはギュウギュウの日本アルプスのコースを避けて山を楽しめるのです(慣れてくれば)。
逆に登山者がたくさんいる山を「ドケドケー!」って走ってすれ違うドケドケランナーは家の近所のゾウさん滑り台でも登ったり下りたりしていれば良いと思う。
とにかく!
行ったことのない方、掛け値なしに楽しいので、本当にオススメです。
私も今年は北、南にもたくさん行きたいと思うので、機会があればみなさんご一緒しましょう。