トレラン雑誌についての雑感。

トレラン雑誌といえば２つありますね。

「TRAIL RUN」と「RUN+TRAIL」です。

どちらも以前は買っていたことがありますが、今は楽天マガジンでRUN+TRAILを読むだけで、紙媒体では買う事が無くなりました。

だって雑誌買うよりも安いもん、楽天マガジン。

山と渓谷社のTRAILRUN。

記事の作りはまんま山と渓谷です。

山と渓谷よりも、私はずっと好きな作りではありますが。

登山よりも更に狭いマーケットなので、アイテムも少なく紹介できるトレイルもまだすくなく、情報と話題の収集元に悩みまくっている感がハンパないです。

対して三栄のRUN+トレイル。

三栄は大人の男の娯楽（車、バイク、ゴルフ）系雑誌が多くこの雑誌も作りは一緒。

インタビューとかメインで、実際のランナーとかのトレイルのリアリティが毎回少ない印象。

モータースポーツ雑誌と同じ作りでやってる。

昔読んでいたF1雑誌っぽい、というかまんまです。

想像ですけど、もの凄い仕事量こなす少数精鋭でなんとか書いている印象が・・・。

どちらも貴重な情報源ではあるんです。

ただ、私の欲しい情報とは違うというか、なんならほとんどのトレラン野郎の欲しい情報とはズレている気がします。

私がトレランを始める時に思ったこと。

「そもそもトレラン界隈って、情報源が少ない。」

だから基本的な事がまず知りたい。

例えば国内でどういう大会が有って、どういうリスク対策・技術があって、どういう装備が発売されて、レース参加にはこういうステップがあって、こういうレースにはこんな観光地が近くにあって・・・みたいな。

そのうえで上手に大会を走れる為のノウハウとか、業界人のインタビューとか、トップランナーの話を読みたいんですよね。

例えば当時の私がトレラン雑誌を買いに行ったとして、一冊まるごとUTMB特集されても、私はUTMBの存在なんて知らなかったし、別に興味も無かった。

まずトレランの大会のざっくりした説明なしでは初心者はこまると思います。

レースだけじゃなく、もちろん普段どうやってどこを走ったら良いのか、とかも知りたかった。

みんなの装備とか（これは時々特集している）。

それに、私にとっては、トレランはあくまで、人生を豊かにするためのレジャー・スポーツであって、芸能雑誌みたいにトップランナーのインタビューとかはそんなにはいらない。

山と渓谷みたいに小技集みたいなのもあまりいらない。

そういうのはネットで十分収集できるし。

そういうのがあって、当時の私はあまり読む気になりませんでした（あくまで私は、です）。

今はもっと、全国の大会や、走れるトレイルの網羅的な情報の特集や、トレランついでの観光なんかの情報が欲しいです。

ビバーク時の体温変化テストとか、雨具の比較使用テストみたいな、お金と人と時間のかかる記事も読んでみたい。

個人のブログでは到底出来ないようなレベルの、そういった情報を読みたいんです。

 予算は超限られているとは思いますが・・。

あとはカルチャーとしての側面。

トレランスタイルのファッションとか、トレランと合わせた観光とか、色々と広がりはあると思うので。

こういっちゃなんですが、もう人生トレラン色の人も多いと思うんですよ。

寝ても覚めても。

そういう人って業界からしたらカモだと思うし、むしろどうぞカモって下さい。

オシャレなトレランスタイルの情報下さい。スナップとかも下さい。

オススメのトレラントリップ紹介してください。

トレランのイベント企画してください。

という感じです。

なんか今のままだと、実際のトレランの現場？と物凄く距離感がある、2誌とも。

ちょっと高い所、離れたところからトレランを扱っている？気がします。

悪くはないんですが、むしろ悪くなって欲しい！

もっとアホっぽい雑誌でいいと思います！

アホでいいんです！

某ライ〇ニングみたいな！

Lightning (ライトニング) 2019年 12月号 [雑誌]

なんか知らんけどトレラン界隈で有名なランナーのコラムとか、「アマチュアランナーといく、マイナートレイルのレポート」とか。

某岳人とかみたいに寄稿、寄稿、寄稿とかでも良いかもしれない。

編集部の人がガンガンレースに出てきて目立ちまくってもいい。

レースやイベントにいると話しかけられちゃう、みたいな。

なんだろう、活気を提供して欲しいのかな。

やはりメディアの力って大きくて。

例えばスカイレースのyoutubeチャンネルを子供たちに見せるだけで、「父ちゃんは凄い事やっているんだ！」ってなるんです。

www.youtube.com

こういうカッコイイ映像が流れるだけで、世間の見る目も変わる。

トレラン界隈の人たち、特に私みたいな田舎にいる人は、相当情報に飢えていると思うので、今後とも頑張ってほしい、今後はもっとアホな事をしていってほしいと思います。