先日、山岳四団体が山岳スポーツの再開ガイドラインを発表しました。
詳細は以下より。
まず前提として、前にも書きましたが、この山岳四団体というのは、クライミング協会と、勤労者山岳連盟、日本山岳会、日本山岳ガイド協会の4つです。
殆どの登山・山岳スポーツ愛好者にとっては普段かかわりのない、知る事のない団体ですし、もちろん登山者を代表する意見をだしたり登山者を取り締まったりできる権利があるところではないのであしからず。
そのガイドラインですが、少し気になる箇所がありました。
大きく分けで三点。
登山は、少人数で行いましょう。(パーティーは、当面5名以内で。
え?グループ登山いいの?
五人もいたらダメじゃないですか???
車に満載じゃねーかwww
生活をともにする家族ならともかく、5人で移動なんてしていたら感染確率がかなり高くなると思うのですが。
まあそれはいいんです。問題は他の2つ。
登山中でもマスクを着用しましょう。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意し、こまめに水分摂取を心がけましょう。
え??マスクするの???
厚労省が「屋外で運動中のマスクはしなくともよい、熱中症の危険も高まる為適時外しましょう」って言ってるのにマスクして登山するの?
というか誰にどうやって感染させるというのか・・。
逆に考えて、もし自分が新型コロナに掛かっていて、どうしても感染させたいヤツと山で1度だけすれ違えるとして、感染を実現させるにはそうとう頑張らないといけないと思うんですけど・・。
空気の薄い高山でマスクしていて、ふらっとなって滑落なんてしたらどうするんだろうか。
似たような事に、登山用ヘルメットがあります。
御嶽山の噴火事故以降、ヘルメット着用を推奨する団体が増えてきました。
そもそも噴石から守れるようには作っていないと思いますけどね、クライミング用ヘルメット。
だったら軍事用ヘルメットするべきだろうと思います。
ヘルメットに関しては昔も記事を書きましたが・・。
で、ヘルメットも、マスクも、〇〇協会なんてトコがガイドラインなんかで推奨しちゃうと、山を舐めるなおじさん(通称ヤマナメ)たちが「なんでヘルメットしていないんだ!!」みたいに、「なんでマスクしていないんだ!!」って騒ぎだすんですよね。
前に「剱岳に登るならセルフビレイは必須、持ってこないのは山を舐めている」なんて事を言いだすおっさんまで某SNSで見ました。
だからこそ、安易に「登山するなら〇〇は義務」なんて事を言いださないでもらいたい。
あと、こういう変なマナーが存在すると、もし何かあった時に、メディアが「ヘルメットはしていませんでした」とか、「マスク未着用でした」みたいな、さも登山者が悪い、みたいな報道をするんですよ。
自分で自分の首を絞める事になるのを分かっているのでしょうか。
登山四団体の皆さんは今後ずーーーーーーーーっとマスクして山を登る覚悟でいるんですよね?もちろん。新型コロナが収束したって、他の感染症は常にあるわけですから。
そうじゃないなら今すぐ取り消して欲しいですね、じゃないとルールとマナーが大好きなヤマナメおじさんたちの恰好の餌食となります。
あと、最後。これが一番重要かも。
登山山域内での買い物や、下山後の呑み会等も地元住民への感染防止の観点から控えてください。
いやいや、買い物していってよ!!!
何のために地元が登山道の、登山道への廃林道の整備をしていると思っているのか??お金を落としていってくれるからですよ??
ちゃんと手洗い、マスクして買い物するのは都会にいる頃と変わらないでしょ?
埼玉や千葉から都心に毎日たくさんの人が移動して買い物しているのに、山の近くで買い物してくれないっての??それはいかんよwww
じゃあもう山くんなよwwww
って言われてもおかしくない。
もしかしたら、外部的な圧力とか雰囲気でガイドラインを出さざるを得なかったのかもしれませんが、正直言って、こんなの必要ないです。
何かあったら登山者自身が責められるべきなんだし。
みんなで責任逃れのためのポーズとして、登山中、屋外でマスクを着用なんてする必要ない、と思います。