去年からずっと考えていた山行で、「生き倒れ登山」という物があります。
私が勝手に考えて勝手に名付けたものなのですが、要はテント場や山小屋を使わずに、ツェルトやビビイシェルターを使ってその辺で寝転んで夜を越えるスタイル。
個人的な考えですが、緊急時以外はテント場以外のペグダウンはダメだと思っているので、基本的にはくるまって雨風を凌ぐ。
タープなんかでもいいと思いますし、究極的には何も無しでもチャレンジしてみたい。
もちろん糞便は持って帰ります。
火は使って良いのかな?実際皆さん使ってますが、指定地以外で火を使って良いかどうかは微妙なところかも知れません。
生き倒れ登山では宿泊場所に縛られなくなるので、飛躍的に自由度は高まりますし、「どこでも寝られる」というのは相当、山屋として強くなるんじゃないかな、と思います。
今の自分が今の装備でこれをやったとして、色々と不足が出てくるし、いきなり高山が危険なのは目に見えています。
しかしながら暴風雨の中ツェルトでくるまっても平気で寝られる、というまで習熟したい。
防水防寒さえしっかり出来れば難しい事ではないと思うのですが、「平気で寝られる」というのが大事で、ホテルに止まるのと変わらないくらいの気持ちで出きるようになりたいです。
今年からぼちぼち始めて、10年くらいでスタイルを完成させられれば・・と思っています。
また、それとは真逆の、超快適テント泊にも実は興味が有って。
子供たちを山に連れていくとしても、今後は山小屋泊は厳しいかも知れません。
4、5人用のテントに子供たちと泊まって、料理もこだわるしお酒もジュースも持ってく。クーラーボックス背負って行ってもいいかな、くらいに思ってます。
荷物が30キロくらいの重量になればさすがに子供の歩行ペースであってもトレーニングになると思いますし、一石二鳥です!
ただ、この場合もやはりトイレが問題になると思います。
現代っ子たちは汚いトイレ、本当に苦手なので・・。
その場合も、簡易トイレとツェルトなんかでどこでもトイレを出来るような工夫が出来れば、山の心配の一つ、トイレ問題が解決出来て良いかな、と。
まあいずれにせよ、衣食住、自前で山に担いでいけば良いわけで。
もっと言えば、道が荒れていたら自分で足場を作って行けば良いし。
先週、ふと目にした「あの道は道が悪い、あの道は○○小屋が整備を委託されてる、怠慢だ」なんて投稿があったんですが、そんなのちゃんちゃらおかしいと思います。
良い道が良ければ246のど真ん中でも歩いてろ、と。
山なんて腐るほどあるんだから、自分に合った山を行きたいもんです。