- 娘の通学用鞄にグレゴリーのオールデイを購入
- グレゴリーのクラシックシリーズはHDナイロン一択でしょう?ということ。
- オールデイのここが良い!パーツの完成度
- オールデイのここが良い・お飾りのパーツなんてない!
- オールデイのここが良い!・収納と容量
- オールデイ、ここが残念。
娘の通学用鞄にグレゴリーのオールデイを購入
娘の通学鞄で悩んでいましたが、グレゴリーのオールデイを購入しました。
先日の記事も読んで頂けると嬉しいです。
色々と悩みましたが、グレゴリーのオールデイに決めたんです。
まずは皆さんに言いたいこと。
グレゴリーのクラシックシリーズはHDナイロン一択でしょう?ということ。
HDナイロンとは、グレゴリーが使用している極太のナイロン糸を使った生地のことです。
中でも今回私が買ったのは、バリスティックブラックというカラーで、こちらは1680デニールという極太かつ頑丈な糸で織られた生地、コーデュラバリスティックナイロンを使った物。
2021年からクラシックシリーズの大型のザックにも大幅に使われるようになった素材で、グレゴリーでは以前から小物なんかには使われていたそうな。
通称黒バリ。耐久性が鬼すぎて、時間がたっても新品と変わらない様に見えるという噂。
バリスティックナイロン自体はデュポン社が糸を卸しているので、1000D程度の生地で様々な会社が作ってはいるのですが、ナイロン生地の第一人者であるコーデュラ社が特注で更にハイデニールで作ったものが、このオールデイのバリスティックブラックに使われているコーデュラバリスティックナイロンです。
グレゴリーのHDナイロン全てがバリスティックナイロンかどうかはちょっと存じ上げませんが、コーデュラナイロンを使っている物には誇らしげにコーデュラ社のタグが縫い付けてあるので、それでわかると思います。
バリスティックナイロンの特徴は、とにかく丈夫。誰が買うんだ、という超高級な工具入れや、防弾チョッキなんかに使われている素材です。
身近なところだとTUMIなんかも特注のバリスティックナイロンを使っていますね。
とにかく、コーデュラバリスティックって、素材自体が高いんです!!
ね。
質感も良い、カッコいい。
バリスティックブラックはロゴまで真っ黒です。
そしてこの、素材感。見れば見るほど、良い。
パリっとしていて、硬い感じです。
だけでなくしなやかで、いかにも質実剛健を感じさせる素材感。通常のグレゴリーのバックパックは底面だけ高デニールの素材が使われていたりするのですが、このバリスティックナイロン製のものは、それ以上にすべての生地が丈夫なので、切り替えもありません。
とにかく丈夫。ナイフでも裂けるのか?疑問なくらいです。
前置きが長くなりました。それではレビューを。
オールデイのここが良い!パーツの完成度
何に驚いたって、まず、各パーツの品質に驚きました。
グレゴリーのクラシックシリーズはいくつか持っていましたが、いずれも10年以上前のものだったので、品質についてはそこまで期待していませんでした(失礼)。
しかし、これ見てください。
ジッパーの大きさや使いやすさが想像以上だったのはまだ分かるんですが、プラパーツのクオリティが凄い。
力を入れなくても外れるのに、しっかりとガタなくハマる。大きくて使いやすい。というか単純に一つ一つがデザインにも凝っていてカッコイイ。
各部のストラップもクイックリリースが本当に軽くできるのに、勝手には緩みません。
汎用品を使ってるだけのアパレルメーカーの作ったザックとはレベルが違いますよ・・。
正直、ディテールマニアとしてはこのあたりだけでも値段分の価値がある。
ちなみに、追加コンパーネントとして、背側のホルダーに
シングルポケットやツーウェイポケットを取り付けられます。
オールデイのここが良い・お飾りのパーツなんてない!
もちろん、ピッケルホルダーにはピッケルもちゃんと付けられます。グレゴリーですから。当然。
しかもホールド感もかなり良い。
重い荷物を背負いなれている人なら、普通に残雪期程度なら行けそうです。
私なら普通に行きます。
そのへんのブランドが作ってる、ほとんどのデイパック的な物・・・主に町で使われる事を想定したバックパックについているピッケルホルダーもどきには、これは無理です。
ちぎれたり、ホールド出来なかったり、鞄に穴が開いたりしますから。
でもこの鞄はこれが出来る。そうです、グレゴリーですからね!
もちろん、ショルダーハーネスの作りも良い。
肩部分のクッション性も剛性もあるので重さが分散されるし、スターナムストラップ(ショルダーハーネスが広がらない様に止めるストラップ)も取り外し可能、場所も調節できます。
そればかりか、ハーネスの肩への当たりを調節して若干のフィッティングも出来る様になっています。
ただ、これはあまり使うと劣化の早い面ファスナーなので、一度場所を決めたら触らない方が良い気もしますが。
腰ベルトの収納式になっていて、また、ここはスペースがあるので、工夫次第で色々と突っ込んでおけます。
使わないときに取り外したスターナムストラップとかも突っ込んでおくと楽かも。
オールデイのここが良い!・収納と容量
オールデイの現行品の容量は24Lです。
ただ、メインコンパーネント、ジップフロントポケット、両サイドのボトルポケットの事を考えると、他社で言う30L近くは有りそうな容量です。
特に、パンパンに入れてもちぎれたり壊れたりしないという安心感も有るし、生地自体が硬いので、柔らかい物は上から押し込みやすく、結構入ります。
ジップフロントポケット。
内側に隠しマチが着いている(!)ので、内部が広がって意外と入ります。
こんな小細工している鞄メーカー、今どきあるかな・・・。
登山用とかのテクニカルラインならともかく。
マンガ本4冊は入る。
今回は娘用なので、恐らくここに筆箱とかスマホとか財布とか、場合によってはメガネケースなんかも入るかもしれません。それらを入れても余裕でしょう。
メインコンパーネントは凄い。
全然入ります。入る上に、普通はパンパンに入れるとフロントポケットってなにも入れられなくなるんですが、隠しマチが効いていて、それでもちゃんと入る。
ジッパーもガバっと開くので、出し入れもしやすいです。
更に、背側のスリーブポケットには14インチ程度のモバイルPCなら入ります。タブレットならすべて余裕でしょう。背側にはかなりしっかりとしたクッションも有るので、裸で入れても問題なさそうです。
そもそも生地に厚みもありますし丈夫ですしね。
フロント側にはメッシュポッケットがあります。
ここにはキーフックも付いていて安心。恐らくここがサイフなんかの貴重品の定位置になるんじゃないかと思いますが、ここに入れておけば切り裂きスリは不可能でしょう。
見た目以上に物が入るので、これは本当に買って良かったです。
逆に、デイアンドハーフだと大きすぎて、華奢な娘には不似合いだったかもしれません。
オールデイ、ここが残念。
高い。値段が。実売14000円~です。
※更に値上げして2022年夏時点で実売25000円以上します。
同容量の安い通学バックなら4000円でありますから。
しかし、その普通のリュックとグレゴリーをお店で比べていると、恐らくこのブログの読者の皆様みたいな、道具に凝る人たちは言うでしょう。
「・・・安物は安物だな(ボソッ)」
そうなんですよ。
結局、スポーツショップなんかに行って、ちゃんと背負えそうな通学カバンを買ったら、これくらいの値段になるんですよ・・。
だったらやっぱり定番の良品を買った方が良い。
という事でデイアンドハーフ買おうと思ったら、今回間違えてその一回り小さい番のオールデイ買ったんですが・・・。
まあでも結果良かったです!
娘も気に入ってくれたし。実はコーデュラバリスティックに惚れすぎて、同素材のデイアンドハーフも自分用に買おうと悩んでいます・・。
しかし、ホント買うならバリスティックナイロン!これは信じてほしい。絶対にオススメです!
[rakuten:sportsx:10038839:detail]