先月からジョグを再開し、先週末は30キロ走りきれた。
ジャンプ系トレーニングをするとまだ痛むのと、スピードを出すとまだ痛いことがあるので、要注意。
しかし、昨日久しぶりにインターバルトレーニングをしてきました。
といってもペースはMペース(フルマラソンのペース)程度の400Mを8回、インターバルは200Mを90sec回し、といった緩いもの。
トレーニング論って色々な人が書いたりしゃべったりしていますが、さすがにこのペース(Mペース)で400Mのインターバルを勧める人はいません。
心肺にも全然刺激が入らないし、筋肉にも負荷は掛からない。
まあ今回はリハビリ、というか、テストで走ってみただけなので別に良いのですが、これで気づいた事が。
インターバルトレーニング、楽しい。
このくらいのペースだと、インターバルのジョグ中、「早く疾走したい」と思えるほど、楽しいです。
私は「理論は調べるし理解するように努めるけど自分の感覚を大事にする派」なので、この気付きにも心が惹かれるものがありました。
いままでインターバル走やレペティション走、LT(AT)走、どれも辛くて辛くて、トレーニングの設定日は朝から憂鬱だったり、やる前から吐きそうだったりしました。
どこかの誰かが「トレーニング強度は成功率60%くらいの設定で行うと良い」と書いていて、それで確かに成果が出ていたので、そういう設定でやっていました。
しかし、その結果、ケガのしやすいコンディションが続いてきたのかな、とも思う。
それに、メンタルコンディション的にも、
- ランニングが辛い、嫌だ
- 失敗すると落ち込む
という事があるので、結果としてランニングへのモチベーション自体も下がってきてました。
しかし今回の、緩いインターバルトレーニングをやってみて。
楽しい。超楽しい。
この楽しさは、トレイルの下りをトバす感覚に似ています。
子供の頃、ただただ走るのが楽しかった感覚に似ている。
自分が好きなだけ、好きなスピードで走る、というのは楽しいんですね。
馬の調教師さんが馬のコンディションを整える時に「馬なり」のスピードで走らせる、という事をするそうですが、人間も同様にコンディションが上がるのかもしれません。
とにかくこの、「スピードトレーニングは楽しい」という感覚は、自分にとって衝撃でした。
秋の1度目の捻挫(クマに合って捻挫して腓骨筋腱を痛めたヤツ)直前くらいは400M(86sec~92sec)×8,R200Mjogとかでやっていましたから、それとは雲泥の差のペースですが、今考えたら、「そんなに早くやる必要ないよね」という気も。
私にとって重要なのは「キロ4分ペースで長く楽に走れるフォームを手に入れる」なので。
秋のスピード練習に凝っていた時期に、自分にとって「これだ!」というフォームにはなったのですが、長くなってきて疲れると崩れてくるんですね。
そういうフォームをもうちょっと固定化させるために意識を集中するトレーニングこそ必要なんじゃないか、と。
なにより、この程度のペースのインターバルならジョグの途中で入れられますし、週に何度もやっても故障には繋がらなさそうです。
まあ世間一般でいうインターバル走ではなくなってしまう(変化走に近いか)し、効果も限定的かもしれませんが、回数を増やす、他のトレーニングの中に組み込める、という事を考えると、良いトレーニングな気がしてきました。
何より、楽しい!楽しいんですよ。
ランニングは楽しいのが一番。
人生は短いんだから、楽しいことはやらなくちゃ損、です。