先日、東京オリンピックを席捲する予定で作られたアルファフライに続き、ズームネクスト%が発売されました。
ランチューバーの皆さんの動画を見る感じでは、評判もすこぶる良いです。
アディダスをはじめ、各社もここにきてカーボンプレート入りの厚底シューズをじゃんじゃん出してきています。
思えばベアフットシューズブームあたりで生まれたドロップの少ない(つま先と踵の高さの差が少ない)が厚底である、というホカとかアルトラの様な転がる系のシューズの延長線上にヴェイパーフライがあるのかも知れません、なんて個人的には思います。
厚底とは比較的距離を取っていたアシックスさえ、新しいレース用シューズはつま先を上げ気味にしたり、転がる足運びをアピールするメタライド系を出したりと、これまでのシューズとは違ったものを取り入れていますし、この厚底ブームは大きな変換点になるのかな、と。
ただその本質は厚底とかカーボンとは違うところに有るような気がするのですが・・。
そして最近、これまた評判が良いのが、中国製のヴェイパーライクなカーボンプレート入り厚底シューズ。
何社か出しているみたいですが、どれも結構出来が良い上に、値段も安いみたいです。
疾速なんちゃら、というのが一番人気みたいで、ヴェイパーに迫る出来!とのこと。
じゃあなんでこれ中国以外で売らないの?と思いますよね?
多分無理です。
多分特許侵害しまくっています。
多分めっちゃパクりです。
(多分、です。)
その昔ニットアッパーでナイキとアディダスが特許侵害で戦っていましたが、それ以外にも特許でガチガチみたいで、各社同じようなシューズを出すときは本当に苦労するみたい。
というか高分子系の技術なんて昔から特許でバッキバキに固められていて、なんか開発しようと思うと他者の特許侵害するから仕方なくその技術よりも効率や性能が劣る似たような別の方法で特許を取って生産していくしかなかったりします。
その特許自体は大した事がなくて外にバレる様なものでなくても、そこから広がる技術ツリーが大きくなればなるほど、将来的な訴訟リスクが増大していくので、車輪の再発明であってもやるしかないのです。
そこをすっ飛ばしてまるまるパクれるのなら、そりゃあ同じようなシューズを低コストで作れますよね・・。
今どきの中国の生産設備は世界最高峰の物が揃っていますし。
安易に有名なランナーやyoutuberが薦めていますが、正直言って全然賛成出来ません。
模倣自体は仕方のない事。
ユニ〇ロだってpatagoniaのフリースパクってきたし、iPhoneのパクりでないスマホってありますか?
そしてそもそもNike自体がアシックスの代理店だったクセにアシックスのパクり商品を自社開発して始まったシューズメーカーですし。
しかし、ある程度の国際的なルールが有って。
それを守らなくなったらもう誰も商品開発なんてしなくなっちゃいます。
だから私は前も書きましたけど、Amazonで売られているコピー商品は絶対に買わないし、人の本の内容を噛み砕いて書いただけの様なP〇P文庫とかは絶対に買いません。
貧乏だから惹かれますけどね。