「フルマラソン完走した事ある奴を山に連れて行ったら、ヒーヒー言ってなんとかついてきたぜwww」
こんな事を複数回聞いたことがあります。
恐らく、そのランナーの方は謙遜するか、同行者を持ち上げて「いやー、辛いっす」とか言っていたんだと思っています。
やはり、フルマラソンを完走できるような人は、山でも強いです。
そりゃそうです。普通の登山者と比べても、日々たくさんのトレーニングしているんですから。
基本的に最大酸素摂取量、乳酸性作業閾値などの長時間運動能力は鍛えられているはずなので、ランナーに足らないと予測できるのは筋力だけになります。
登り、下りは、慣れないと辛いです。
サブスリーのランナーがトレランのレースで後悔するのは、やはりそこのトレーニングだそうです。(サブスリーしたことがないけど!)
シティーマラソンとトレランのレースの最前列のランナーを比べると、圧倒的にトレイルランナーの方がふくらはぎと腿の筋肉が発達し短足に見えますてます。
逆に言えばそれらを中心的に鍛えることで、山が楽になる、ということでしょう。
過去記事でも述べましたが、峠走が超重要です。
長めの上り坂が続く峠走(5km程度)と、パンプアップまで続けられる長さの階段走(2段飛ばし)が有効だと思います。
しかし、やはり下りのトレーニングはトレイルでしか難しいです。
筋肉が緊縮に耐えながら腱の伸縮で衝撃を吸収していくという運動になるそうですが、これが超筋肉痛になりますし、腱周辺にダメージも大きいのです。
やりすぎると故障しますが・・・私みたいに。
更に早くなろうと思うと、登りで走れる勾配を増やしていくトレーニングになると思いますが、平地のランニングと違って、鍛える箇所が明確になります。
登っている時に筋肉が先に根を上げれば筋肉を。心肺が根を上げれば最大酸素摂取量を鍛えていく事になります。
あくまで、初心者の方向けですが、参考にして頂ければ。
最後に、私の座右の銘を。
「登りは根性、ド根性。下りは度胸と足さばき。」