- グレゴリー デイアンドハーフのスペックと説明
- グレゴリー デイアンドハーフのレビュー
- 総評
- デイアンドハーフとオールデイの違い
- グレゴリーのHDナイロン(バリスティックナイロン)とコーデュラバリスティックナイロンの違いとは
先日、グレゴリーのオールデイを購入したレビューを書きましたが。
デイアンドハーフも買っちゃいました(テヘ)。
いや、比較してたらね・・こっちも欲しくなっちゃってね・・・私が。
だってカッコいいんだもんね!仕方ない。
デイアンドハーフの説明をざっとしますと。
グレゴリー デイアンドハーフのスペックと説明
- 丈夫なYKK#10ジッパーを使用したメインメインコンパートメント
- ジッパー開閉のメインコンパートメントサイドに4本のコンプレッションストラップ
- グレゴリーのアイコンでもあるレザージッパープル
- トレッキングポール装着用ストラップシングルポケット・ツーウェイポケット(別売り)取り付け用の8リングアタッチメント。
- グレゴリーの特徴であるライフスパンEVAショルダーハーネスショルダーハーネスにアクセサリーなどのアタッチメント用のDリング
- 位置調節が可能なスターナムストラップは取外し可能
- 裏地を貼って補強されたボトム部50㎜
- ウェストベルトは使用しない時にベルトキーパーに収納可能
- 内部に小さくバラツキがちなアイテムの収納に便利なジッパー付きメッシュポケット
- PC/書類などの収納に便利な内部のスリーブポケット
- ポケットの数:1(外側0/内側1)
デイアンドハーフはグレゴリーのクラシックシリーズの中ではアウトドア向け。大容量で大雑把な男らしい作りのパックパックです。ざっくりとしたザックですね。
ザックりとしたザックです。
ザックりとしたザックです。
とにかくカジュアルスタイルにはだいたい合いますし、アウトドアにもまあ使えるし、汎用性の高いアイテムだと思います。
グレゴリー デイアンドハーフのレビュー
まずはメインコンパートメント。
33lとありますが、実際にはもっとある感じです。
PCスリーブもあります。そして大きい。15インチくらいのノートPCなら入りそうだし、背中側のクッションも厚いのでしっかり保護できます。
ただ、荷物を小分けに入れられるのはこの内側のメッシュポケットのみ。
サイドポケットやフロントポケットなどは一切存在しない為に、便利さを求める人には辛いかも。
しかしながら、このザックリさは世の男子的には堪らないかもしれません。
私にとってはそう。
ショルダーハーネスはもちろん堅牢そのもの。クッション性も高く、荷物が重くなってもさほど食い込みません。
面白いのが、何故か本格的に実用レベルなピッケル&トレッキングポールホルダー。
ただ、登山用のテクニカルなザックの様に、ワンタッチでは外せない為に、「念のためにピッケルやポールを持っていく」程度の時に重宝しそうです。
ウエストベルトはしっかりとした太さで、ちゃんと腰にも荷重分散出来る作りと位置です。
これくらいのザックだとベルトの位置がクライミングザックの様にヘソ位置にあったり細かったりで、荷重分散というよりも固定してブレ防止、程度の目的で腰ベルトが付けられているものも多いので、コレは嬉しい。
ただし普段使いの上ではウエストベルトなんて邪魔なので困る。
そういう時に。
こうやって収納出来ます。凄い!
総評
財布や鍵を入れる場所が中にしかなく。使い勝手は良いとは言い難いです。
しかしながら、このメインコンパートメントだけですべて済ませてやろう、的なシンプルな考え方とタフな作りは、間違いなくものぐさな男性にはビビっとはまるはず。
アンダーストラップもしっかりついているので、ビビィサックやスリーピングマット程度ならこうやって装着出来ます。
登山に使えるか、って?
余裕で使えます。
多分、にわかに見えるかも知れませんが、個人的に思うんですが、それくらいの方がカッコいいですよ、今は。
誰も彼もが無駄に軽量でサスペンションの効いた高級な登山ザックを背負っていますけど、正直その山にソレ、必要ですか???
っていつも思う事あります。
逆にこれくらいの方がカッコいいですって、ホント。ある程度の雨にも耐えられますし、何より丈夫なので安心。重たいので体力だけは必要ですが。
デイアンドハーフとオールデイの違い
左がデイアンドハーフで右がオールデイです。
大きな違いは
- メインコンパートメントの容量
- 便利収納の数
- 腰ベルトの太さ
ですね。
使いにくい・・と言われるデイアンドハーフですが、もちろん人によります。
容量は24Lと33Lなのでほぼ1.5倍です。私だとそれぞれ登山の小屋泊とテント泊くらいの容量です。
前者は5教科の教科書とノートと弁当とジャージが入るくらい、後者はそれプラス部活ジャージ上下、シューズ、タオルくらいは入ります。
ただ、便利収納の数はオールデイが多くて、
- フロントのジッパーポケット
- 両サイドのボトルポケット
この超絶便利な収納がオールデイにはありません。
ただ、サイフやカギはズボンや上着のポッケに入れるような人はあまり困らないし、その無骨さがデイアンドハーフが人気の理由だと思います。
背負っている姿も、大きくて男らしいイメージ。
また、女性が背負ってもその無骨さで、アンバランスな感じが可愛いです。
正直言ってこういう黒いリュック、というのはどうしてもオタ臭くなりがちなので、そうでないザックは結構レアな気がします。
また、どちらも収納式のウェストベルトは有るのですが、オールデイは細くてザックのブレ防止の固定程度にしか使えませんし、位置的にもヘソあたりになる為、荷重分散なんて出来ません。
デイアンドハーフなら先ほど書いた通り、しっかりと腰でザックを支えられます。
これは重たい荷物を持ちたいなら大きいです。
登山やキャンプ、旅行などで、荷物が重くなるようならデイアンドハーフがオススメです。
最後に余談。
グレゴリーのHDナイロン(バリスティックナイロン)とコーデュラバリスティックナイロンの違いとは
現在、グレゴリーが使用しているバリスティックナイロンには、HDナイロン(バリスティックナイロン)と「コーデュラバリスティックナイロン」があります。
今回購入したデイアンドハーフはHDナイロン、以前購入したオールデイも通常HDナイロンですが、コーデュラバリスティックブラックというカラーを購入すると、生地がコーデュラバリスティックになります(コーデュラのタグも付いてきます)。
HDナイロンもコーデュラバリスティックナイロンもどちらも1680デニールで、質感もほとんど変わりは無いように感じます。
バリスティックナイロンというのはデュポン社のオリジナルのナイロン糸の事です。
どちらもそいつの1680デニールを使用したものだと思うんですが、織っている会社がHDナイロンは違うのか、複数あるのか。それともHDナイロンもコーデュラで織っていて、ブランドライセンスの関係やなんかで名前も違ってタグも付いていないのか・・。
ただ、グレゴリーとコーデュラの会社(常にデュポンの関連会社なんですが、管理している会社がちょいちょい違います)は長い付き合いで関係も超良好だと思いますので、恐らくコーデュラバリスティックナイロンとほぼ同等だけど、グレゴリーの鞄に使用するには必要な検査や加工をしていない(防水性など)、少しだけ廉価品だったりするのかな、と思います。
若干ツヤが違う気もする(個体差の可能性も有りますが)ので、黒の染料あたりの規格の差かもしれません。
どちらも使っている素材は一緒なので、気にする必要はさほどないかな・・・と。
まあそれでも、個人的にはコーデュラバリスティックってタグが付いていると少しだけテンション上がりますw
それにしても良い。
グレゴリー、オールデイも良いですが、デイアンドハーフもカッコイイ!超オススメです。