題名は改変です。
覚えている人いるかな・・?
以前からの読者の方はご存知かも知れませんが、妻が切迫早産となった為、私は今年の1月から出産までの3か月、ワンオペでヒーヒー言っていました。
その為、このブログも長い事休んでいましたね。
その上、出産時は常位胎盤早期剝離という、母子ともに命の危険がわりとあるらしい、深刻な状態となったのですが、医師、助産師、看護師の方々皆様が尽力していただいたおかげで、なんとか母子無事に退院出来ました。
このヘンは、今は更新が止まっている育児ブログに以前書きました。
そして出産直前、私は意を決して、育児休暇を取る旨を上司に相談(というかほぼ通告)したのです。
だって、3か月間ベッドからほとんど動かず、安静、絶対安静で過ごしたわけです。
ただでさえ出産後に弱っているはずなのに、かなりつらいはず。
しかも、今回は妻のお母さんという応援も頼めない事情が。
だから私は、
だったら1か月は僕がすべてやる!
くらいの心構えでいました。
幸い、3か月のワンオペ期間で、家事はもちろん、娘たちの学校の事まで、一通り出来る様になりました。
お弁当だって作ったんだぞ(エッヘン!)。
赤ちゃんのお世話とかは元々好きだし得意だったので問題ないし、3か月頑張ってくれた、いや10月10日頑張ってくれた妻には、少しでも休んでもらいたいなあ、と思っていました。
しかし上司に相談したその瞬間。
私「ご迷惑おかけしますが、来月の妻の出産以降、育児休暇を取るつもりです」
上司「は?・・・権利は権利であるが、そうなると君はもうこの部署には戻れないね・・(あっ)」
自分でも見本通りのパワハラワードを言った事に気付いたのか、その後、無言で突然席を立っていなくなりましたww
で、十数分後。
上司「いやー、君。困るよ。君のやっている仕事、どうしても出来ないヤツあるじゃない??どうかな?保存休暇を使って良いから、毎日半日だけ出てきてくれないかな・・・?」
という事で、2か月近く、半日だけの勤務、で手を打つ事になりました。
育児休暇だとボーナスは減るしね。
しかしまあ。これがホントに辛かった。
なにせ、半日なのに1日分の仕事をしなきゃいけないんです。
自慢じゃないけど、じっとしていられない性格なので、人の5割増しか倍くらいの仕事量だと思うんです、もともと。
肉体的作業や事務作業、スピードだけなら速いので。
だからもともと多い仕事量だったんですが、それを半日でやる、と。
出勤から退勤まで、比喩じゃなく走り回っていました。ずっと汗かいてた。パソコンなんてタタタターン、タン!って感じで。
よく分かんないけど。
ただ、そうやっていると、本当に色々な人がちょっとずつ助けに来てくれて、それでなんとかこなせました。
絶対に恩返ししたる、とも思ったし、今少しずつ返しています。少しずつですが。
で、2か月間、どういう生活だったかというと、
夜9時に就寝。12時のミルク(母乳)は妻が。
次の朝3時~4時のミルクは私がリビングに移動してあげて、そのまま起床。赤ちゃんはリビングでおねんね。
私は自分の事をやったり朝ご飯を作る。
お昼まで家事をして早めのお昼ご飯を用意して、会社へ。5時まで勤務して帰宅、夕ご飯を作り、9時には寝る。
みたいな生活です。面倒な家事は土日に全部回す!って感じで。
ただ、妻の回復と同時に、晩御飯の用意は早々に取り上げられました・・・。
やっぱり危惧していた通り、「あんまり美味しくない」みたいで・・。
その、「あんまり美味しくない」料理を、娘たち2人は3か月、文句も言わずに、むしろ「美味しいよ!大根の大きさ全然違うけどコレはこれで美味しいよ!」なんて言いながら食べてくれていました。
いまでもそうですが、この子達は人の努力に敬意を持ち、馬鹿にしたり絶対にしないんです。
良い大人に恵まれて育っているのだと思います。ありがたい。
妻は、彼女は今はもう普通通りに生活出来ていますが、やはり3人の子供を産む、というのは、それだけリスクのある事なんですよね、身体に。
それをやり遂げてくれた、というだけで、正直感謝しかないです。口が悪いので時々腹が立ちますけど。
育休、叩かれがちだし、多分取りにくいと思います、皆さん。
しかし、私は思うんです。
家事が出来ない男こそ育休を取るべき。
妻の代わりに家事育児、すべてこなしてみる時間は、財産になります。
実際にやってみる事で、相手への思いやりになります。
これからはピンチヒッターにもなれます。
そればかりか、家事を半分受け持てたら、奥さんも復職や就職しやすくなる!
いいことづくめです。
出来れば、日本の社会全体が、男性の育児休暇の取りやすい社会になれば、もっと幸せな夫婦が増えると、そう思います。