最近、帰宅ランの途中、太っている人が走っているのを見かける。
とても暗い道だ。
私はやたらピカピカさせてヘッデン付けて走っている。
車に轢かれたくないから。
でもその女性は、あきらかに太っている女性は、コストコの熊の人形くらい太っている女性は、真っ暗な中、真黒な服を着て走っている。
最低でも、もう1か月は続いている。
実は彼女を見かけたのは、春が最初だ。
そのころは歩いていた。
時々トレッキングポール?をもって歩いていた。
それが今、走っているのだ。雨が降らなければ、毎日。
初めて見たころは、正直、スライムみたいな体型だと思った。
今は違う。太っているけれども、メリハリが付いてきている。
暗い中、シルエットだけでもわかるほどに違う。
その人が走っているのは、私の会社の近くだ。
だから、会社の人間で、「デブが走っている」と、笑うヤツがいる。
往々にしてそういうヤツは、何もやらない、やっていない奴だ。
大人になってから本気で努力もせずに、「仕事を頑張っている」なんて言いながら全然頑張っていない、会社にぶら下がっているだけの奴が、見下したように笑う。
たぶん、このブログなどの読んでくれている人のほとんどは、あの人を笑わないと思う。
本気で何かを頑張っている人を笑うヤツは、何故かトレラン、マラソン、登山界隈には少ない。
やはり自分が充実しているからか。
彼女はきっと、このまま痩せるんじゃないだろうか。
別に痩せなくても、あれだけ動けるならもう別に良い、とさえ思う。
それを見て思い出した。
ジムに行ったとき。もう80歳は過ぎている様なご夫婦が、二人でトレッドミルをやっていた。
恐らく時速2kmくらいじゃないだろうか?お二人で、じっくりと歩き続けていた。
ジムにいるすべての人が、何か優しい目でそのご夫婦を眺めていた。
あそこにいた人たちもやはり、充実しているのだろう。だから他人にあんなにやさしい目を出来るのだと思う。
その隣で、とても美しいお尻をした女性がタイツのみで走り始めた。
軽く傾斜をつけて、恐らく時速8kmくらいか。
ジムにいるすべての男性が、何かいやらしい目で、そのお尻を眺めていた。
あそこにいた人たちはやはり、勃起しそうなのだろう。だから見続けることが出来ないのだ。
男はオオカミなのだ。もし犯罪として裁かれないのなら、性犯罪は恐らく1000倍くらいになると思う。
真面目そうな裁判官もチンコ丸出しで法廷に出てくるだろうし、お医者さんだって取り合えずおっぱいもんでから診察を始めるに違いない。
マラソン大会なんて競技が変わってくる。
逃げる女性と追いかける男性の図式だ。
捕まったら勿論〇〇〇〇れて〇〇〇し〇〇〇〇孕む。
だから女性は気を付ける様に。自制心を持って過ごせる男なんて稀だ、私くらいだ。
なんの話だっけ。
そう、太っている女性が走っていて、その姿が美しかった。
でも彼女は知らないかもしれない。痩せ始めると、今度は危険が増していくのだ!
いつか彼女は暗い道を走るのを止め、なるべく人通りの多い明るい道を走る様になるといいね、というお話でした。