カモシカロングトレイル

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中央アルプスのライチョウを動物園で繁殖へ・・へ?

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今年、中村さんたちが取り組む作戦は、20羽(若鳥16羽、成鳥のメス4羽)から誕生した家族のうち2家族を、茶臼山動物園(長野市)と那須どうぶつ王国(栃木県那須町)にそれぞれヘリコプターで移送し、繁殖させるというものだ。ライチョウは誕生した翌年から繁殖が可能だ。

動物園なら安定的に家族を増やし続けられ、それぞれのオスを交換することで近親交配も避けられるというわけだ。増えた家族は中央アルプスに野生復帰させる。

 

ライチョウ、動物園から中央アルプスへ 復活作戦が終盤:朝日新聞デジタル

 

え?動物園で繁殖させるの?北アルプス(乗鞍だったかも)から持ってきたライチョウを中央アルプスに設置したケージの中で1年過ごさせて、動物園に運んで繁殖させる・・?

 

だったら動物園で繁殖させて、動物園のケージの中で生かせばいいのでは???

どうしてわざわざ中央アルプスに設置したケージに戻そうとするんだろうか。

 

ニホンライチョウの絶滅の危機を感じているのなら、動物園で安定的に繁殖させればよい。

ニホンライチョウを中央アルプスに根付かせる、という事を期待する一般人なんてほとんどいないし。

 

というか、古来よりライチョウが中央アルプスにいた証拠なんてなくて、14世紀から19世紀の小氷期、寒さに弱い天敵が上がってこられなかったから中央アルプスで繁殖し、その後生息数を減らしながら50年前まで残っていた、というのが真相では。

観光客の残飯だけが理由で絶滅するかなあ?

そもそも一番の天敵は猛禽類だし。

オコジョやテンにしても、めっちゃ行動範囲広い(50ヘクタールくらいらしい)から、温度や森林など、その場所が生息環境にあれば普通に侵入してきてもおかしくないとおもうけど。

残飯狙い、というよりも、暖かくなってきて生息環境が整っただけでは。

 

自然保護全般に言えることだけど、総じて「第二次世界大戦前後くらいの自然にもどすのだ」みたいなのが正しい、というのが蔓延る。

 

自然なんて常に遷り変る物なのにね。

とにかく、強制的に連れ去られて中央アルプスに住まわされるライチョウが可哀相。

 

ホント、これは誰得なんだろうね???