アシックスのトレイルランニングシューズは、主に以下のラインナップ。
- GT2000トレイル(289g)
- ゲルフジトラブーコ8(332g)
- ゲルフジトラブーコ プロ(270g)
- ゲルフジトラブーコ ライト(250g)
- ゲルフジトラブーコ スカイ(221g)
それぞれ簡単に一般的な比較と評価を簡単に紹介しますと。
GT2000トレイル(289g)
ロードのランニングシューズとして、初心者から上級者のジョグまで抜群の人気を誇るGT2000のアウトソールを悪路用に変更したもの。
ゲルフジトラブーコ8(332g)
アシックストレランシューズのフラッグシップモデル。全部入りの、ロングレース、長距離縦走向けモデル。
ゲルフジトラブーコ プロ(270g)
プロテクションとグリップを残しつつ、クッション性などを削って軽量化を図ったモデル。
ゲルフジトラブーコ ライト(250g)
アッパーとソールのプロテクションを削ってさらなる軽量化を求めたモデル。グリップは上記2つと変わらずアシックスグリップなので安心。私調べでは一番人気。
ゲルフジトラブーコ スカイ(221g)
クッション性を更に削り、かつアッパー素材などを見直し、水抜けも改善された新たに追加されたモデル。
といったところです。
その中でも私が購入したのは、フジトラブーコプロ。
その購入から半年。
そろそろ150キロを越えてきたので、アシックスのゲルフジトラブーコプロのレビューを書きたいと思います。
フジトラブーコプロのここがいい!
抜群のグリップ力
超!グリップ力の高いアシックスグリップを搭載しているので、他に類を見ないほど食いつきます。
岩場やアスファルトの上を走ると、「ネチッ、ネチッ」という音がするほど。
ソールの溝も深いので、ザレ場や泥でもガンガンにグリップしてくれます。
ただ、当然ながら枯れ葉の上ではグリップなど意味がない為、その落差で危険かもしれません。
シューレースの着脱が楽
ワンタッチでシューレースの着脱が出来て、非常に楽です。また、足首まで伸びた袋状のシュータンが、簡易的なゲイターの役割を果たし、多少は土、砂が入りにくくなっています。
高いプロテクション
軽さのわりに、アッパーはしっかりと保護されているので、かなりガツガツと踏んでも大丈夫です。耐久性も高いので、安心してガレ場でも使っていけます。
突き上げが少ない
ガレ場や砂利の林道を走っていても、突き上げをほとんど感じません。しっかりと固いソールで保護されていて、アルプスなどの稜線でも使いやすかったです。
ロードも走りやすい!
ソールは固いのに、中足部からはある程度曲がってくれるので、ロードもかなり走りやすいです。とはいえこれはアシックスのトレランシューズ全般に言えるのかも。
ただし、夏のアスファルトの上だと、すぐにソールが溶けてきそうでした。
ここがイマイチ
水抜けが悪い
水抜け、かなり悪いです。水抜けの超良いinov8に慣れているのも有りますが、これは本当に悪い。ウールの靴下が相性良いですね。
フィット感が悪い
クイックシューレースシステムのせいか、アシックスの割にはフィット感は悪い。
シューレースが極細な為、しっかりと締めてもあまり締まらないので、下りはまあまあ微妙な感じです。とはいえ、慣れれば大丈夫ですが。
作りが雑
私が買った物がたまたま悪かったのかもしれませんが、作りが雑でした。
内側の縫い目を止めている接着剤が多すぎて皮膚を刺激したり、剥がれちゃダメなところが剥がれていたり。
アシックスのクオリティとしては低いかなー。
総合評価
日本の山を走るようなシーン、ロード、砂利道、ザレ場ガレ場フカフカトレイル、全ての地面で85点の走りが出来る、そういう靴だと思います。
完成度は超高いです。
最長50kmくらい一度に走りましたが、まあまあダメージも少ないです(真夏だったので熱中症でリタイアしましたが)。
また、グリップがあまりにも良すぎる為、ソールが早く減らないか心配でしたが、150kmくらい走ってもまだほとんど減っていません。
とはいえ、真夏のロードを走っていたらあっという間に減っていきます・・・。
結果として、相当オススメだと思います。
しかしながら、”恐らく”新しく仲間に入ったゲルフジトラブーコスカイが良い気がしています・・・!
私はトレランシューズにはクッション性を求めないので、あんなのが好きです。
じゃあ何故フジトラブーコライトではなく、プロを買ったのか?
理由は一つ、カッコいいから!!です!