カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

箱根駅伝とヴェイパーフライと私のランニングシューズ考。

えー、今箱根駅伝復路を見ながらこの記事を書いておりますあけましておめでとうございます。

 

めっきり読者様も減り、一日1000PVを超えなくなりました。

なのでまた好き勝手掛けるね、嬉しいね!!

 

箱根駅伝、ランナーの皆様は見ていると思います。

ヴェイパー一色。

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まあ早いよね、ずっと見ているけど、素人の私が見てもなんか走りやすそうです。

教科書通りの中足部アウトエッジからつま先に重心が抜けている人はもちろん、おもいっきりヒールストライクの人も「コロン」って感じでスムーズに腰が回るんですね・・。

 

ランシューとしては珍しいピンク色で目立たせたり、左右色違いにしてチカチカさせて視線が足元に向くようにしたりと、VMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)的な手法を取っているのも良く考えているなー、と思います。

 

使われているミッドソール素材、「ズームX」はあの値段では採算ギリギリラインなんだと思いますけど。

高分子素材というのは素材の安定性が低く、全く同じ条件で生産しても同じ結果が得られないんですよね。

だからセンサー類や検査項目で要求品質を満たさない物は不良として市場に出す物の品質を担保しているんですが、これが新規製品や、現行の設備では難しい、もしくはそもそも市場に出すのが困難な要求品質を求められると、歩留まりが10%切ったりする、なんて事も普通にあります。

金属加工の世界だと歩留まりなんて99%切ってたら大惨事なのですが、高分子系の製品ってそんな感じです。

 

他のメーカー、特にアディダスみたいなトコが後を追わないのは、カーボンプレートよりも、この「軽量でクッション性・反発性が高く嵩がある」という素材を作るコストが稟議を通らないのかなー、なんて日本企業的な考えからすると思ってしまいますね。

 

少なくとも最初は、ナイキも元は取れていなかったはずです、ズームXを使った製品は。

しかしマーケティング費用として考えれば、全く持って安上がりでしたね!

少なくとも、ヴェイパーが出てくるまでは、

「帝王アシックスを追い詰めるアディダスの新素材ブーストフォーム!!」

みたいな雰囲気でしたもんね。

 

ランニングにナイキ(笑)

 

みたいな。多分イメージよりは技術的にはずっと拮抗していたんでしょうけど・・。

 

「本気ならアシックス」だったのが

 

「本気なのにヴェイパーじゃないの?」

 

みたいになっていて怖い。

 

カーボンプレートは中国でも韓国でもドイツでも作っていますし、日本が珍しくトップ中のトップの技術だと思います(私調べ。異論は認める)から、適当に後追いは出来るし、実際ホカオネオネやニューバランスは作っていますね。

 

ホカオネオネ カーボンx

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ニューバランス フューエルセル

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ニューバランスのフューエルセルは箱根ランナーも履いていたように見えましたけど違うかな??

 

ただこれをアディダス、アシックスが作っても、「軽量でクッション性があり高反発で嵩がある」素材で作れないうちは、「ナイキの劣化バージョン」でしかない。

ランニングシーンを牽引してきた両メーカーはブランディング的に劣化ヴェイパーを出すのは許されないのでしょう。

同等かそれ以上、または違う軸で出すしかないのかあ、と予想しています。

 

いち市民ランナーの妄想ですが、マーケティング的にはあまり間違った予想ではないと思います。

しかしアディダスの全面支援を受けている青学がヴェイパー履いているとか、もうそれだけでヴェイパーの優位を証明している様なものでは・・・。

 

しかしまあ、私にはターサージールがある。憧れのターサージールが。

そう思って履いてみたんですよ、半年ぶりに。

 

そうしたら大変な事に・・・続く。

 

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