また走る事と関係ない。いや、少しだけ関係ある。
ウォーキングデッドをリビングで見ていると「子供の教育に悪いから見ないで!!」と言われます。
でも私は、「子供にこそこのドラマを見せるべきだ!」と思うのです。
あ、この記事は多分にネタバレを含むかもしれません。何も気にせず書きますのでそのつもりで!
まず、このドラマでは荒廃した世界を生き抜くための共同体が多数出てくるのですが、そこでえがかれている人々の姿。
アレキサンドリア。隔離壁と太陽光パネルの発電で文明を維持している
主役級に役割のある、戦士、参謀、指導者、医者以外の人々も、何かしら働いて生きています。
聖域だろうがアレキサンドリアだろうが、「自分の参加している社会に貢献しなければ生きられない」のです。
これは現代社会でもとても重要な事で、どうやってお金を稼ぐか、何故学校で勉強しなければならないか、という、大人になる段階でブチ当たる問いに対する、明確で強烈な答えだと思います。
Q「どうやってお金を稼ぐか?」
A1:聖域「他者から奪う、もしくは吸い上げるシステムを作ることに貢献する」
A2:アレキ「社会がより豊かになるように生産、調達、戦いで貢献する」
という、相反する社会であっても、社会の一員であるからにはその参加している社会に貢献しなければ生きていけません。
また、
Q:「何故勉強をしなければならないか?」
A:「その社会でより有利なポジションにつき、社会により貢献する為」
と言えるのでは。
深いコミュニケーション力、知識からくる判断力、論理的思考力・・そこまでいかなくても、単純な数学の能力や科学、文章能力などはあの世界でも必須です。現代なら尚更か。
どういう人間になるのか、というロールモデルもウォーキングデッド(以下TWD)にはたくさんでてきます。
例えば、トップに立つ人間でも
リックやギャレスの様に他者を先導するリーダーになるか。
総督やニーガンの様に他者を飴と鞭で支配するボスになるか。
また、孤独なトップには、シェーンやサイモンの様に優秀なナンバー2が必要です。
あ、あかんやんこの子らは・・・。
社会に依存する必要のない強さを持てば、ダリルやミショーンの様に自由と、ある種の尊敬が手に入ります。
これは会社でも一緒ですね。
とにかく仕事が出来れば、上司だろうが先輩だろうが関係なく偉そうに出来ませんか?
自営業をずっと続けてきた人には、強さと、どこかカッコイイ不遜さを感じる事が多いです。
しかしながら、TWDの世界では、その様な超人じみた人々以外にもたくさんの人が出てきます。
門番をしたり、田畑を耕したり、略奪をしたり、こまめに働くことで、英雄たちと変わらない活躍をするのです。
そしてよく働く人は社会で敬意を払われ、ゾンビに食べられて死んでいきます。
あ、英雄たちもボコボコ死んでいくので、それも平等です。
偉くても、アホでも、結構同じように死んでいきます。
あと、シーズン1のゾンビは走る。
けどそれだと人が死に過ぎるから、以降、ゾンビは走らない事にしました。
今では
(ガタッ)
???「誰だ・・・?」
ゾンビ「うあー」
???「なんだゾンビか・・人かと思った良かった」
みたいになっています。なんやねん。
私は死んだら走るウォーカー(TWD内のゾンビ)に憧れて走り始めました。
皆さんも死んでからも走れる様に、がんばりましょう。
最後に。
俺のジーザス返せ・・・。
じゃなきゃリック戻ってこい・・・!!