カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

普段履きで走れるサンダル!ルナサンダル べナード プレミアムカブラ レビュー

普段履き用にルナサンダルが欲しい

突然ですが皆さんランニングサンダル履いていますか?

多分このブログの読者の皆様の様なランナー・ハイカーの方なら一足くらい持ってそうですね。

私も5年くらい前にワラーチの材料を買ったままだったんですが、一昨年やっと作ってからはワラーチを履き始めました。

自分の接地の悪い所が良くわかるし解放感も有るし雨でもランニングしやすいし、という事で愛用していました。

普段もワラーチで出歩くことも多かったんですが、家族からの受けは最悪で、娘から「変だから本当にやめて欲しい、恥ずかしい」と言われて困っていました。

 

先日、X(旧ツイッター)でトレイルランニング界隈の皆さんが「ルナサンダルと黒いバギーズならちょっとしたパーティーでもOK」「ワラーチはビジネスにはNGだけどルナサンダルなら目上の人とのMTGもこなせる」と言ってて、それならば、と思いルナサンダル購入を決意しました。

 

ルナサンダルのモデル3種類を比較

ルナサンダルのモデルはシーズンで増減しているようですが、主に以下の3種類に分けられます。


ベナード 2.0 (Venado 2.0)

最もベーシックでソールが薄いモデル。

素足感覚の強さから「走り方を教えてくれるサンダル」と形容される。
重量: 125g (メンズサイズ9)
ソールの厚さ: 9mm
ソール素材: Vibram® Morflex Sole

 

モノ (Mono)

街・山・川のどこでもイケる万能モデル。

クッショニングが良く、ランニングからタウンユースまで幅広く使用可能。
重量: 167g (US9)

ソールの厚さ: ベース11mm+ラグ4mm

ソール素材: Vibram® Morflex Sole


オソフラコ (Oso Flaco)

グリップ力に定評があるアウトドア向きモデル。

高い柔軟性を持ち、足裏感覚にも優れている。
重量: 204g

ソールの厚さ: ベース7mm+ラグ4.5mm

ソール素材: Vibram®メガグリップ


どれもウイングドエディションという、サイドにプラスチックパーツを使用してサイズ調整をしやすくしたものも有りますが、多くのファンはパーツ無しのレトロモデルを好んでいる様です。

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また、他にもレッドヴィルというモデルや既存のモデルをベースにした限定モデルなどもあり、今回私が購入したのも、そんなモデルのうちの一つ。

ルナサンダル ベナードプレミアムカブラ レビュー

スペック

厚さ:15mm

重量:180g (US9)

ソール:Waterproof Non-Marking Vibram® Morflex Sole

フットベッド: プレミアムゴートレザー(山羊革)

 

なぜこいつを購入したか、というと、やっぱり普段履きとしての見た目、ですね。

私はあくまでサンダルランはジョグくらいしかしないので、無印ベナードより重くなっても見た目がよりカジュアルな方がいいかな、と判断しました。

 

フットベットと紐がレザーなので、ガチ感も少なくてとても良いです。



ディテール

ゴートレザーは決して高級というほどではないですが、きめ細かで柔らかくしっとりしていて、履き心地はこの上なく良いです。素足で履くには最高の革かも。

踵にはロゴが型押しされています。

革紐もわりと良い革を使っています。

今回はウィングドエディションを購入したので、サイドはプラパーツでスムーズ。

 

アウトソールはいたって普通のビブラムです。ただ、普通のベナードよりもかなり厚い。

でも柔らかくていい感じです。

とりあえず履いてみた感じがこう。

購入したのは25.5cm(US7.5)。

私は足の実寸25.5くらいで、普段履いているのがアシックスで26.5のワイドか27.0cmのレギュラーです。

本来は下の画像の様に片結びをして余ったところを切るんですが


とりあえず慣れるまでは切りたくなかったのでティファニー結びにしています。
見た目は当たり前ですが期待通り。

実使用レビュー

まず歩いてみた感想。普通です(あたりまえ)。

脱ぎ履きも縛りなおす必要も無くて一瞬だし、革ひもが緩くなる事も無いし、まったく不便は感じません。

普通のサンダル・・・ビルケンシュトックと大して利便性は変わりません。

[ビルケンシュトック] サンダル アリゾナ ビルコフロー メンズ 51791 ブラック 27.0 cm

これでその上、走れるのは最高じゃない?

 

で、肝心な走り心地です。

まず、ワラーチと比べるとかなり優しい走り心地。

衝撃を結構吸収してくれます。その上柔らかい。

しかし地面の凹凸はしっかり伝えてくれるし、なにより接地がはっきりわかるので、崩れてきた時によくわかります。

私の場合、左右差が出始めた時に気付きやすいのでありがたいです。

 

走っている間もズレたりしないし、滑りにくい。

ただ、最初10キロだけ走りましたが、プラパーツの部分が当たって若干赤くなったのと、親指の付け根も水ぶくれになりかけました。

これは軽く縛りなおして調整した3度目からは無くなりました。

ワラーチランも最初はトラブルばかりでしたがそのうちに20キロくらいなら余裕になるので、ルナサンダルも諦めずに短い距離を踏むうちに走れるようになると思います。

 

林道とちょっとしたトレイルにも入ってみましたが、滑りやすい事も無く、ぶつけなければ普通に走れますね。

 

まとめ

良い点

  • 普段履き出来る見た目!
  • 一瞬で脱着できる利便性
  • 解放感最高
  • 左右差など、接地の悪い所に気付ける
  • 雨の日でも使いやすい

悪い点

  • 値段が高い
  • ウィングドエディションのパーツが当たるかも
  • 革紐は人によっては痛くなるかも
  • ソールの耐久性は低い

私が気になったのはソールの耐久性だけですかね。

ガンガン穴が開いていきますし、すぐに減り始めます。

最近のアシックスのとんでもない耐久性を期待するのも酷ですが、もう少し硬めでもよかったと思います。

しかし、レザーなので味が出てくるのは本当に楽しみ。

娘からも、このサンダルなら恥ずかしくない!と合格を貰いましたので、今年の夏はコイツで過ごそうと思います。