エリートランナーって、閾値走あんまりしないんだ・・。
最近、色々なランナーの練習を調べていて思いました。
市民ランナーでガチな人って、閾値走(いきちそう、しきいちそう)をする人が多いと思います。
私もなんとなくダニエルズさんを信じているので、いわゆる「閾値走は20分以上続ける」という考えの元、5キロとか6キロのLTペース走をしたりしていました。
ただ、最近、強度のわりには効果が上がっていない気がしてたんです。
まぁ他にも色々理由あって、トップランナーの皆様の練習方法を調べていたんですが・・。、
閾値走、やってねーじゃん。
全然やってない。
ホントやってない。
なぜなのか・・?
youtubeなんかでも探していても、エリート選手のスピード練習は、LT(AT)ペース走くらい(多分)のペースで1000M×15本とか、マラソンペースより微かに早い5000M×4本とか、そんなのが多いです。
もちろん繋ぎはキロ4分とか3分30秒とか、異次元なんですが・・。
もしや、と思うんですが、ダニエルズさんの本に書いてある事、間違ってはいないんでしょうけど、ちょっとトレーニングとしては古いのかなあ?とか思い始めています。
まぁ難しい話は置いておいて(わかってない)、いわゆる乳酸性作業閾値よりもまあまあ下の強度の5000メートルでも、三回、四回繰り返す事で十分な刺激が入る。
また、インターバルペースとしてはかなり遅い1000メートルインターバル走でも、10回とか15回繰り返す事で閾値走と同様の効果が得られるのでは、という気がする。
それに閾値走を本気でやると、まあまあ故障のリスクが高いと思いますが、距離を減らしたり速度を下げる代わりに回数を多くする事でリスクを減らしているのでは?
どうせ距離を踏むんだから、一日の合計で同じ刺激になれば良いのなら、リスク減らせる方が良いですもんね。
それに・・・閾値走って、難しくないですか??
あの微妙なペースを毎日体調が違う中、中だるみせず走り切る、というのはなかなか難易度が高い気がします。
それならいっそ、5000MTTとかをやったほうがよほど簡単(嫌だけど)。
つまり閾値走って
- ケガのリスクがそこそこ高い
- 同日や後日の練習強度も下がる
- 練習として難易度が高い(トラックなら別)
だから、「レースなら1時間ギリギリいけるペースで20分間走る」なんて閾値走は、効率が良いようで逆に非効率なのではないか、と思う。
リスクが減って、後日にもさほど響かず、その日の距離も踏めて、難易度もかなり下がる、強度を落とした高回数のインターバル走や3000Mや5000Mのロングインターバルの方が効率的なのかもしれない。
勿論、時間が有れば。
もしくはビルドアップ走も良いのかも。アレも、20KM走の最後の3キロや5キロで刺激を入れるので、大してペースを上げる事無く、美味しい所が取れるのだと思います。
私も今までやってきて、400のレペティションや400M,800M,1000Mのインターバル走はやればやるだけ結果に結びつくと確信していますが、閾値走るは結構微妙なんですよね。
プチ故障する事が本当に多い・・・私は、です。
という事で、閾値走は今後やめにして、Mペースよりちょっと早い1000M×15本や、5000M×4本、ビルドアップ走を取り入れていこうと思います。