久しぶりの更新となってしまいました。
新型コロナも第二波、といった状況となってきていますし、今年は山梨県はこっちくんなモード、他の山域も子連れでは行きにくい空気です。
しかし別に有名な山、人気の山に登らなくても登山は楽しめます。
もっと言えば、頂上に登らなくても山は楽しめます。
走ったり歩いたりなんて、山を楽しむ本の一部ではしかない、と思っています。
特に子供の場合、単純なピークハントが一番人気がない遊びかもしれません。
私が知っている、出来る、やったことがある範囲でも、山で遊ぶ事って沢山あります。
コロナで外出自粛が続いたので、この半年、子供たちを近所の山で沢山遊ばせました。
そんな中、思いのほか、山で森で、遊べる事が沢山有る事に気付いたのです。
簡単に箇条書きにすると
- 鉱石採集
- 沢遊び・魚捕り
- 昆虫採集・幼虫探し
- 地形図を見ながら山(森)歩き・探検ごっこ
などなど。
単純に鉱石採集ひとつとっても、川でふるいを持って探したり、石を割ったり掘ったり。沢山やっていました。
自分が子供の頃やっていた事に、大人になった今の知識と更に下調べする事によって、自分自身、とても面白い遊びが子供と出来たと思います。
きりもみ式で火を熾したり、粘土で土器を作ったり、矢じりを探したり、といった縄文人体験とかも面白かったです。
もちろん、誰もが出来る環境には無いと思います。
都会に住んでいれば難しいでしょうし、山遊びの経験が無いと不安もあるかもしれません。
ただ、下調べをしたり、GPSなどの文明の利器をつかったり、大人の力をフル活用して、安全に遊ぶことは出来ると思います。
それに自信や経験がなくとも、自分自身が楽しむ・学ぶような活動を考えれば、子供にとっては楽しい遊びになるのでは、なんて思います。
私も山遊びなんて子供の頃依頼で、色々な事をかなり学びなおしました。
その上で、色々やってみて、子供たちと一緒に、トライアンドエラーを楽しみました。
里山の面白い所は、いたるところに人類何千年の歴史的な構造物・遺物に出会う事です。
土塁のあと、石積みの後や、炭焼き小屋の遺跡、古代の墳墓の跡、矢じりや貝塚、古道・・・ちゃんと見てみると、山ほど歴史の足跡が残っています。
子供たちには良い影響があるかどうか・・・それは育ってみないと分かりませんが、ゲームよりずっと楽しみにしてくれます。
もし私が今東京のど真ん中にいたら???どうでしょう。
街の中にも自然はあるし、寺社や川の跡、東京なら地名の由来探しゲームなんかも面白いかもしれません。
赤坂ってどこ?とかなんで赤なの?とか。
乃木坂の由来は?とか。駒場ってなに?とか。
たぶんそんなことしていたかもしれませんね。
有名な山に行かなくとも山で遊べるし、レースがなくとも走る喜びは感じられるし。
モチベーションの拠り所が変わるだけで、自分の嗜好が変わるわけではないですしね。
色々とそういう広い視野を持てたので、我が家にとっては今回のコロナ禍、良かったかも知れません。
ただ、夏休みは削るな!
と言いたい。
勉強なんていつだって出来る。
私たち夫婦が学校に求めているのって、勉強を教えて頂く事はさほどでもなくって、むしろそれ以外・・・とかはまあどうでもいいか。
とにかく、私から子供と遊ぶ時間を奪うな!
それだけです!