カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

Amazonで一番売れているOD缶詰め替えアダプターを買ってみた

 

 

中途半端に余ったod缶を詰め替えたい

とりあえずこの画像を見て下さい。

これ、全部中途半端です。

ちなみにこれ以外にOD缶の110サイズが二つ、ちょっとだけ使った物が有ります。

それはまあ普通に使えるから良いんですけど。

 

登山だと、とにかく中途半端な残り方ばかりしていくからキツいんです。

一つしか持っていかないのに、残量半分以下、というのは厳しい。

これらはかなり昔のなので、そもそも捨てろよ、という話なんですが、捨てるにしたってガス抜きしなくちゃならない。

勿体ないし。

お金がかかっても良いから、こいつらをまとめたいなー・・・なんて思っていたんです、何年も。

 

よくオススメされているアダプターを買ってみた

そこで一念発起して、詰め替えアダプターを購入することとしました。

国産品などございません。

当然ですね。

OD缶自体、統一規格が法的に定められているわけではなく、各メーカーはそれぞれの会社のバーナーにしか使えないよ、と公言しているからです。

汎用の詰め替えアダプターを出しようがないし、そんなリスクはとらないでしょう。

 

中華製品の中から選ばざるを得ないんですが、基本的な安全対策さえできる人ならどれを選んでも問題ないと思います。

自分でガスの取り扱い時の危険を考えられない人は多分使用は控えた方が良いです。

 

どれも危険性という意味では大差は無いと思うんです。

ただ、やはりリスク回避という意味で、Amazonで一番売れている商品を購入しました。

同じ様な形でブランドが違う物がありますが、恐らく全く同じ商品です。

OEMだったり、名前だけちがったり、ですね。

Gewaha ガスアダプターの詳細とレビュー

商品の説明



OD-ODとOD-CB缶詰め替えアダプタのセットです。

 

どこでも手に入る安価なカセットボンベから値段が高いアウトドア用ボンベに詰め替える事でコストを大幅に削減します。

中途半端に余ったガスを一つのボンベにまとめることもできます。充填され側(下側)を事前に冷やし、補充する側(上側)を蒸しタオルなどで温めながら作業すると、スムーズにガスを入れることが出来ます。

 

と、商品説明にはあります。

 

一応、アルミ合金製なんですよね。

持った感じの重さからすると、基幹部品はステンレスな気がします。

見た目の質感は悪くないんですが、アルミが柔らかい(硬い合金でない)のと、アルマイト塗装が甘いので傷がすぐにつきます。

実用上は問題ないのでどうでも良いんですが。

 

ただ、0リング(ガスの漏れ防止のゴムの輪っか)表面にヌメリが無いのが気になります。

0リングの表面がカサカサしているのは古い物か、中国製の安物で、漏れる事がすごく多いし、千切れる事も凄く多いし、これが仕事なら交換します。

日本の大手メーカーの物ならテカっとしてるんですね。

参考:ニチアスの0リング

 

カサカサして見えるというのは表面に小さな凹凸があるか粉吹いているか、という事なので当然と言えば当然なんですけどね。

 

なので、安全には十分に配慮して使用した方が良さそうです。

 

 

od缶 cb缶 変換アダプターとしても使えます

こいつの良いのはCB缶からOD缶への詰め替えも出来ることです。

 

CB缶のアダプター。

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まあこんなものでしょう。

そしてこういうことも出来ます。

OD缶用のバーナーをCB缶で使える変換アダプターとなります。

ただ、バランスが悪いのは一目瞭然ですが、この「漏れが心配される(何の保証もない)アダプターを使って火を点ける」というのは危険極まりないので、絶対にやめた方が良いと思います。

信頼できない物を使用するわけなので。

詰め替えも火気厳禁で作業しましょう。

屋外の様に、換気が充分で、周囲に火気がなく、あとは静電気にさえ気を付ければ、事故は起こらないはずです。

しかしこのアダアプター使用時に火を点けたらマジで死ぬどころか周囲の家屋を巻き込んでしまいます。絶対にやめましょう。

 

OD缶→OD缶詰め替え方法

ここで説明するのは私がやったこと、というだけです。

完全に自己責任なので注意してください。

上で

屋外の様に、換気が充分で、周囲に火気がなく、あとは静電気にさえ気を付ければ、事故は起こらないはずです。

と書きましたが、古くなっていれば他に缶の破裂・破損による怪我も予想されますし、充填後のガス漏れがあればその後に火災につながる可能性もあります。

そういう危険の管理が出来ない人はやらない方が賢明です。

 

さて、まず最初に重量を測ります。

 

ガスを送られる側。半分以下に減っていますね。

ガスを送る側。こちらも半分以下に減っています。

1.入力側(少なくしたい方)は温め、出力側(多くしたい方)は冷やす

送る側のガス圧を上げる為、温めます。ぬるま湯くらいで良いと思います。

熱湯だと破裂の危険もありますし、充填後の漏れにつながる危険もありそうです。

 

送られる側は冷やす、とよく書かれていますが、真夏以外は必要ないと思います。

冬なら外に置いておいても良いですね。

2.入力側(少なくしたい方)を下に、出力側(多くしたい方)は上に

詰め替えアダプターを間にねじ込みます。上からでも下からでも良いですが(このアダプターは逆止弁がなさそうなので多分上下は関係有りません)、一つずつ完全に締めこんでから、もう片方にもねじ込みます。

ちなみに両方完全に締めましたが、微かにプロパン臭がしたので、どこからか微かに漏れがあるかもしれません。

だから絶対に火気厳禁なんです。

3.コックを回す

コックを回します。適当で良いです。

適当、というのは丁度よい、という意味で、です。

ある程度回すとそれ以上は勢いは増しません。

栓というのはいつだってなんだってそうです。

長し続ける水道管みたいなバルブは開けるなら全開、とかありますが。

 

4.音が無くなるまで待つ

多分15秒くらいで音が無くなります。

お互いのガス圧が均等になると音がなくなります。

そこからは、いくらまっても移動しません。

5.重量を測ってまだ移し足りなければ、また1に戻る

移動元の缶を再度温めるか、移動先の缶を冷やせば圧力差でまた移動が始まりますが、アダプターを接続したままにすると思わぬ事故の元になります。

必ず一度外して、また同じ手順を踏んでください。

ちなみに、移動元の量が少なければ少ないほど、ガス圧の低下は早いので、より温める温度を上げるか、何度か繰り返す必要があります。

どちらもリスクが上がるので、残量が少なくなったらコーヒーでも飲んで使い切りましょう。

こんなことで火災起こしたらマジでアホです。

 

注意!一応違法だし、事故も怖いですよ

6.完了

しっかりと52gが移動した事になります!

念のため数時間後に外観や臭気のチェックはしましたが問題なし。

 

まとめ

自分でリスクを想定して管理していける人にはオススメの商品です。

この記事の文章すら難しいな、と思った人は危険なので、絶対にやめましょう。

 

また、混合ガスをいくつもまとめたり中途半端な物をまとめたりしているうちに、気化しやすいガスから移動していったり、そもそも寒冷地で使うとプロパンやイソブタンから消費されている事が予想されますので、氷点下5度くらいまでは安定して火力のでるイソブタン100%のキャプテンスタッグ パワーガスを補充すると良いと思います。

雪山以外は安心ですね。

雪山にいくなら詰め替えはやめた方がいいかな、と私は思います。